1979年にアニメが放映された『機動戦士ガンダム』。現在も新作が制作される人気シリーズだが、7月8日は1stガンダムの型式番号「RX-78-2」にちなんだ日であることから、「ガンダムの日」として新作グッズの発売など盛り上がりを見せる日でもある。
RX-78は初代ガンダムの系譜に付けられた型式番号で、数多くのRX-78ガンダムが存在する。アニメに少ししか登場していないものや、小説版にのみ登場するものなどさまざま。ちなみに、1stガンダムの同型機は8号機まで製造されていることが分かっている。
こういったガンダムたちはゲーム『スーパーロボット大戦』シリーズでも活躍。珍しくかつ強力な機体も登場し、ラストステージまで愛用していたという人も多いのではないだろうか。そこで今回は『スパロボ』シリーズを愛してやまない筆者が、「スパロボに登場した最強だったRX-78シリーズのガンダム」を3つピックアップした。風変わりなものも取り上げたので、ぜひ読んでみてほしい。
■マグネットコーティング処理で飛躍的にパワーアップ
まずは2000年にプレイステーション用ソフトとして発売された『スーパーロボット大戦α』から、隠し機体として登場した「RX-78-3」。ガンダム3号機、通称「G-3ガンダム」だ。G-3ガンダムはアニメには登場せず、小説『機動戦士ガンダム』を初出とする少しマニアックな機体。
ガンダムの代名詞ともいえるトリコロールカラーではなく、全身グレーの地味なカラーリングが特徴。ジオン軍の襲撃を受けて小破した本機は、パーツ取り用としてホワイトベースに搬入された。その後、マグネットコーティングのテスト機として改修され、高い運動性能を獲得する。アムロが通常のガンダムからG-3ガンダムに乗り換え、一年戦争を戦うこととなる。
『スーパーロボット大戦α』では、特定の条件を満たすことでアムロの搭乗機として入手可能。小説版に準拠するような高い能力をもつユニットとして登場し、機体性能や武器性能は序盤から中盤にかけてトップクラスだった。しかし、行動済みユニットのマップピースがグレーになる同作では、G-3ガンダムのカラーリングは行動済みと勘違いしやすい。しっかりと確認せずボタンを連打して、未行動のままターン終了してしまう、なんていうミスも玉にキズだった。