７月７日は「ポニーテールの日」として、１９９５年から日本ポニーテール協会により制定された記念日だ。「七夕」「ゆかたの日」でもあり、織姫に似合う髪型だったり「７」の形がポニーテールを横から見た形に似ているからなど理由はさまざまだ。
アニメや漫画では、女性の美しさや愛らしさを際立てさせるためなのか、ポニーテールが好きな男性キャラは多い。たとえば『ろくでなしＢＬＵＥＳ』の主人公・前田太尊などはポニーテール好きで有名で、彼を守るためポニーテールを切った七瀬千秋にショックを受けるほどだった。
活発なスポーツキャラだったり音楽部の優等生キャラだったり、ポニーテールの名物キャラは数多いが、今回は筆者が特にポニーテールが似合っていたと思うヒロイン３名の魅力を振り返りたいと思う。
■ホレっぽいのが玉にキズ？ お嫁さんを夢見る木星の戦士！
２０２２年から誕生３０周年企画が進行中の『美少女戦士セーラームーン』は、武内直子氏による美少女戦隊漫画だ。主人公の月野うさぎを中心に、月や金星などを守護星とした少女戦士たちが悪と戦う物語である。
今回ポニーテールの似合うヒロインとして取り上げるのはセーラージュピターこと木野まこと。クセのある茶色い髪を丸い緑の飾りがついたヘアゴムでまとめ、１７５センチ近い身長と怪力を持つ少女だ。変身バンクで力強いポーズで雷をまといながら揺れるポニーテールは印象的で、編み上げブーツとバラのピアスが、女性である筆者から見ても彼女の“カッコかわいさ”を際立たせているように思えた。
明るいムードメーカーでもあるが、アニメ版ではかなりホレっぽいキャラとして描かれたびたび騒動を起こしている。好きになる男性の特徴が「〇〇が先輩にそっくり」で、どこかしらが“先輩”と似ているだけで大騒ぎして追いかけるからだ。この“先輩”とは彼女が想いを寄せていた男性なのだが、「あんなバカでっかい女の子、俺のタイプじゃないんだ」とひどいフラれ方をしている。この失恋をきっかけに身長にコンプレックスを持つようになるまことだが、それでも似た人を好きになるのだから非常に一途な性格の持ち主といえるだろう。
そんなまことの将来の夢は「お嫁さん」でもあった。彼女は幼少期に両親を飛行機事故で亡くしており、中学生ながらマンションで一人暮らしをしていた。料理や園芸などなんでも自分でこなす、サバサバとした性格とは違った意外な表情を持つ魅力的なキャラクターだった。
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