■「赤血操術」はすぐ物を落としてしまう人に「傀儡操術」はテレワークに
次は呪術高専京都校の加茂憲紀の術式。「赤血操術(せっけつそうじゅつ)」という加茂家相伝の術式は、自分の血液そのものや血液がついた物を自在に操ることができるというもの。見た目は少々グロテスクだが、あらかじめ私物全てに血液をつけておけば、もし出先で落とし物をしたりなくし物をしたときでも安心。スマートタグのように扱うことができ、探す時間が省けるのではないだろうか。
また、自身の血流を操作することで自己強化することもできるので、日々の健康にも一役買うことができそう。もしこの能力を身につけることができたら、きちんと鉄分を摂って、いつでも血液がバッチリ使えるように努めたい。
そして最後は、誰もが一度は夢見た能力を持つ、究極メカ丸こと与幸吉の「傀儡操術(かいらいそうじゅつ)」。これは傀儡を作り操るという術式で、与幸吉は普段、人型ロボットの究極メカ丸を遠隔操作して戦闘やコミュニケーションを行っている。自分がその場にいずして自分のコピーを動かすことができるというのは、まさに夢のような呪式だ。外出するために化粧をしたり服を着る必要もないのは、言わば永遠のテレワーク。出不精にはありがたい。
これまで、読んでいるこちらの胸まで痛くなるような残酷なシーンも描かれてきた『呪術廻戦』。戦いが終わった後は彼らがそれぞれの術式で生活を楽に過ごす場面も見てみたいところだ。