■ロックス・D・ジーベック

 957話でシルエットが描かれたのが「ロックス海賊団」の船長であるロックス・D・ジーベック。ロックス海賊団のメンバーには、若き日の「カイドウ」「ビック・マム」「白ひげ(エドワード・ニューゲート)」も所属していたという。そんなヤバイ奴らがいた海賊団の船長だった人物ということで、かなり気になる謎に包まれたキャラの1人だ。

 これまでにもロックスの名は数回出てきたが、この957話では、その最強のロックス海賊団が壊滅した「ゴッド・バレー事件」について語られている。一味の仲は悪かったそうだが、のちの四皇を含む凶暴な仲間たちを率いていたことや、名前の中に「D」が入ることから、なにやら重要な人物のように思える。

 ちなみにロックス本人はすでに死んでいるとのことだが、過去の回想などで謎多き彼の詳細が語られる日は来るのだろうか。

■イム様

 政府を仕切り、世界最高の権力者とされる「五老星」よりも、さらに上の存在として描かれているのがイム様だ。世界会議編の906話で初登場し、そこでは黒い影として描かれていたが、丁重に保管された巨大な麦わら帽子のコマとともに後ろ姿が登場した。

 その後「世界会議」ではイム様が玉座に座ると、五老星が即座に頭を垂れてひざまずくほど。神のように扱われる天竜人の中でも、イム様は特別に偉い存在なのが分かる。

 そして気になるのは、そのイム様がルフィや黒ひげの写真を切り裂き、しらほし姫の写真に剣を突き立てたように見えるシーン。彼らを敵視しているようで、今後ルフィたちの大きな障壁になってくるのかもしれない。

 そのときイム様は、高みの見物をしながら部下に指示を下すだけなのか、それとも自身が戦うのか、そのあたりも興味深いところだ。

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