尾田栄一郎氏の『ONEPIECE(ワンピース)』は、6月27日発売の『週刊少年ジャンプ』(集英社)30号から約1か月間休載することを発表。英気を養うとともに、最終章に向けた準備期間にあてることなどが明かされた。
そんな注目を集める国民的人気漫画『ワンピース』と言えば、ルフィ率いる麦わらの一味たちを中心とした胸躍る展開や感動するシーンが満載で、世界中に多くのファンが存在。しかし、『ワンピース』の魅力はそれだけではない。
本編を彩るサブキャラクターたちにも、しっかりとドラマチックな感動シーンが用意されていて、何気ないセリフに泣かされることも多い。そこで今回は、新世界突入後の個人的に泣いた「サブキャラクターたちによる感動シーン&名セリフ」をご紹介したい。
※以下の内容は、コミック『ワンピース』のストーリーのネタバレ要素を含んでいます。漫画未読の方、気になる方はご注意ください。
■立場なんて関係ない! 子どもたちの純粋な想いが胸に突き刺さる
謎の救難信号を受けてパンクハザード島に降り立ったルフィたち。その島は危険思想を持つために軍から追放された大量殺戮兵器製造の第一人者、M・シーザー・クラウンが支配する島だった。
シーザーは誘拐してきた子どもたちを使って、この島で非人道的な人体実験を実行。シーザーの研究所に囚われていた子どもたちから助けを求められたルフィたちは、偶然その場に居合わせた海軍のスモーカーと一時的に手を組み、子どもたちを連れて脱出を目指す。
この事件解決後、海軍によって子どもたちは親元に帰されることに。救われた子どもたちは、別れの前に麦わらの一味に感謝を伝えようとするが、海兵たちは海賊は悪者で教育に良くないと、あいさつのジャマをする。
そんなとき、一人の子どもが「でも“助けて”って言ったら助けてくれたんだ……」と涙ながらに語ると、ほかの子どもたちも号泣。絶望の日々を送っていた中、事情も知らないルフィたちだけが何の見返りも求めずに助けてくれたことに感謝の涙を流す。子どもたちの純粋無垢な想いが伝わってくるさりげないひと言に、一読者として泣かされたシーンだ。
ちなみに海賊の悪口を言って、別れのあいさつのジャマをしていた海兵も、実は今回の共闘を通じて麦わらの一味に肩入れ。「悪口でも言い続けねェと」「おれ達ァ、この無法者共を…好きになっちまうよォオ~~~!!!」と号泣するシーンも心に響いた。