『ジョジョの奇妙な冒険』主役級に関わるとろくなことがない!? 幸せな人生を歩むはずだったのに…悲惨な目にあったモブキャラ3選の画像
『ジョジョの奇妙な冒険』主役級に関わるとろくなことがない!? 幸せな人生を歩むはずだったのに…悲惨な目にあったモブキャラ3選の画像

 荒木飛呂彦氏による漫画『ジョジョの奇妙な冒険』(集英社)には個性的なキャラクターが多く登場し、ページをめくるたびに我々を楽しませてくれる。とりわけ「ジョジョ」と呼ばれる各部の主人公たちは破天荒な者が多く、自身の血筋にまつわる数奇な運命に翻弄されがち。彼らとその仲間たちは物語の中でいくつもの困難に直面することとなる。

 しかし、彼らの活躍の陰で、彼らと関わってしまったばかりに、本来の幸せな未来からかけ離れた悲惨な運命を辿ることになってしまったモブキャラたちも少なくない。今回は『ジョジョ』の中から、ジョジョたち以上に奇妙な運命を辿らされてしまった悲しきキャラたちを紹介したい。

■「死亡フラグ」ビンビンのセリフを吐いてしまった青年

 まずは第2部から、原作21話に登場したシーザー・ツェペリの友人の青年兵士マルク。彼はシーザー、ジョセフ、スピードワゴンを柱の男が眠る場所に案内する車中で、彼女の写真が入ったペンダントを首から掛け、「来週ですね ドイツへ帰ったら結婚するんス ボクたち」といかにもな「死亡フラグ」発言をしていた。

 そしてそのセリフからわずか9ページ後、マルクはすでに目覚めていたワムウに「トン」と身体を触れられ、そのまま右半身を“捕食”されてしまう。このとき一応は生きていた彼だが、死への恐怖からシーザーに自分を殺すよう懇願。ついぞ彼が故郷へ帰れることはなかった。

 彼らを案内さえしていなければ穏やかな未来が待っていたはずのマルク。あまりに見事でスピーディーなフラグ回収は今でも語り継がれている。

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