■サシャ・ブラウス
最後にご紹介したいのは、サシャ・ブラウス。彼女は第104期訓練兵団卒業のエレンやミカサ、アルミンたちの同期メンバーです。『進撃の巨人』の中心人物の中では古参にあたり、いつも明るく能天気な性格で人気のキャラでした。
どんな状況でも食欲旺盛で、空気を読まないおバカ発言が印象深いイジられ役。調査兵団の中でも、もっとも死と縁遠いと思っていた天性のムードメーカーのサシャですが、あまりにもあっけない最期を迎えます。
マーレに奇襲をしかけ、仲間たちと撤退する飛行船内にいたサシャ。そこにガビというマーレ軍の戦士候補生が突如乗りこみ、大勢に向かって放った1発の銃弾がサシャの腹部に命中。当たりどころが悪かったのか、その一撃でサシャは出血死してしまいます。
死の直前、言い残した言葉が「ご飯は…まだですか…?」「……肉」だったのは彼女らしいですが、サシャがこんな最期を遂げるとは予想できず、ショックを受けた読者は多かったことでしょう。いろんな意味で一番死んでほしくなかったキャラかもしれません。
登場キャラが次々と死にゆく、とても過酷な『進撃の巨人』の世界ですが、その中でもとくに心に残った3名の最期を紹介させていただきました。あなたが一番死んでほしくないと感じたキャラクターは誰だったでしょうか?