【ネタバレあり】『進撃の巨人』重要人物のまさかの死に様に衝撃 「絶対死んでほしくなかった愛されキャラ」3選の画像
講談社コミックス『進撃の巨人』第20巻・書影より

 諫山創氏による人気漫画『進撃の巨人』(講談社)を原作とするテレビアニメ『進撃の巨人 The Final Season 完結編』(NHK)は2023年から放送予定。原作コミックスのほうは、2021年6月に最終巻となる34巻が発売され、すでに完結しています。

 同作は、圧倒的な力を持つ謎の巨人と、それに抵抗する人類という構図で物語が進行。主要キャラでさえ容赦なく巨人に捕食されるようなショッキングな場面もあり、その死に様に衝撃を受けた人は多いのではないでしょうか。そこで今回は、個人的に死んでほしくなかったキャラクターをピックアップし、ご紹介したいと思います。

 

※以下、『進撃の巨人』のネタバレが含まれています。コミック未読の方、気になる方はご注意ください。

 

■マルコ・ボット

 まず一人目に紹介したいのは、マルコ・ボット。マルコは第104期訓練兵団の所属で、主人公のエレン・イェーガーの同期にあたる人物です。マルコはトロスト区で起こった戦闘の混乱の中で、ひっそりと巨人に食い殺されていました。

 マルコの遺体を最初に発見したのは、彼と親しかった同期のジャン・キルシュタイン。右上半身を食いちぎられたマルコの痛ましい姿を見たジャンは動揺。彼の最期を目撃した人物を探しますが見つかりませんでした。

 マルコは、エレンの巨人化が判明したときは生きており、とくに危険な役割を任されていたワケではなかったのでジャンは信じられない様子。「コイツに限って…ありえねぇ」とつぶやいています。さらに、戦場にいたはずのマルコの遺体が立体機動装置をつけていなかったことも不可解でした。

 このような経緯もあって、ジャンはマルコの死について不審感を募らせることに(実際、とんでもない真実が隠されていましたが)。同時に憲兵団を志望していたジャンが、調査兵団を志すきっかけとなります。

 黒髪で、顔のそばかすが印象的なマルコはまじめで心優しい人物。殺傷能力を判断する訓練では自分のポイントのことは度外視して自ら率先して敵の注意を引き、仲間においしい役割を譲るという実戦的な考えを披露。エレンから「お前は根っからの指揮役なんだよ」と認められ、サシャやジャンも彼と同じ班に入りたいと言うほどの才能の持ち主でした。

 もし調査兵団に入っていれば、アルミンとともに周囲に気配りのできるチームの頭脳として活躍が期待できたであろうマルコ。それにジャンとも良いコンビになりそうだっただけに、早すぎる退場が惜しまれる逸材に感じました。

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