『ONE PIECE』ベルメール、トト、ダダン…脇役たちが演出した「屈指の涙腺崩壊シーン」3選の画像
『ONE PIECE』ベルメール、トト、ダダン…脇役たちが演出した「屈指の涙腺崩壊シーン」3選の画像

週刊少年ジャンプ』(集英社)に連載中の尾田栄一郎氏の『ONEPIECE(ワンピース)』には、血湧き肉躍る胸アツシーン、思わず吹き出してしまうコミカルシーン、そして涙をこらえ切れない感動シーンなど、読者を一喜一憂させてきた膨大な数の名場面が存在する。

 メイン級のキャラクターはもちろんのこと、脇役にまでスポットが当たるケースもあり、味のあるサブキャラクターの言動に胸を熱くした読者も少なくないはず。そこで今回は、個人的に胸に残り続ける「サブキャラによる細かいけれど泣けるシーン」を新世界突入前のエピソードから厳選し、紹介していきたいと思う。


※以下の内容には、コミック『ワンピース』のストーリーのネタバレ要素を含んでいます。漫画未読の方、気になる方はご注意ください。

 

■たとえ血はつながっていなくても…親の愛情を感じるセリフに涙腺崩壊

 戦争孤児だったナミとノジコを引き取り、我が子として育てていた元女海兵のベルメール。ココヤシ村でみかん農家を営み、貧しいながらも3人で幸せに暮らしていた。

 だが、そこに突如、魚人・アーロンが率いる海賊団が襲来し、暴力で瞬く間に村を支配してしまう。アーロンは村民に上納金として毎月大人は10万ベリー、子どもは5万ベリーを支払うことを要求し、払えなければ殺すと脅迫。村民はなんとかお金を用意したが、ベルメールは10万べリーのお金を用意するのが精一杯だった。

 そこで機転を利かせた村民が、ナミとノジコをいないことにして島外へ逃がそうと計画。ベルメールは独身だったこともあり、アーロンたちを騙し通せるかと思われた矢先、ベルメールは「口先だけでも親になりたい あいつら…私の子でしょ?」と、自ら子どもがいることを認め、アーロンによって殺されてしまう。

 我が子をいないものとすることを拒否し、アーロンに立ち向かったベルメール。たとえ血のつながりはなくとも、親としての深い愛情を示したひと言に感動させられた。

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