■異世界に迷い込んだ世紀の大泥棒・ルパン三世が華麗に国を頂きます? 『ルパン三世 異世界の姫君』(秋田書店/1巻続刊)
国民的人気作品と言っても過言ではないモンキー・パンチ氏の『ルパン三世』。そのルパンが、現代の常識がまったく通用しない異世界を舞台に活躍するのが、『ルパン三世 異世界の姫君』(原作:モンキー・パンチ/エム・ピー・ワークス 漫画:内々けやき 脚本:佐伯庸介 オリジナルキャラクターデザイン:白狼)だ。
ある富豪宅から「存在しない国の金貨」を盗み出したルパン一行。いつものごとく銭形警部に追われて逃走するなか、不思議な扉をくぐると、そこはドラゴンが闊歩する異世界だった……という導入から始まる。
おなじみの仲間たちとはぐれてしまったルパンは、近隣の村で情報収集を開始。そこで軟禁状態のお姫様・アイシュと出会う。国を乗っ取った悪しき魔女の手から逃れるため隠れ住んでいたアイシュ姫。ルパンは彼女を助け、元の世界に帰る手段を探るために、魔女を相手に一世一代の国盗りに挑むことを決意するというストーリーだ。
モンキー・パンチ氏の『ルパン三世』は、1971年に初めてテレビアニメ化されて以降、半世紀以上も老若男女から愛され続けてきた国民的作品。その名を知らないという人はいないのではないだろうか。また『名探偵コナン』とのクロスオーバー作品なども好評で、いろんな試みを経て幅広い世代から支持されてきた作品ともいえる。
そんな『ルパン三世』が異世界ジャンルにまで殴りこみ、どんな活躍が描かれるのかファンからの注目度も高い作品だ。