■比古清十郎は他部署の憧れの上司?

 続いては緋村剣心の師匠であり飛天御剣流最後の継承者・比古清十郎。剣心いわく「自信家、陰険、ぶっきらぼう」というから、若干上司にするには不安が募る存在ではある。

 だが、彼の表向きの職業は陶芸家である。芸術を志すものは師から手取り足取り教えてもらうものはなく、その所作から目で盗むもの。それを考えると、剣士として剣心という幕末最強の志士を生み出した実績がある比古は、これ以上のない人物。あとはあなたの根性がどこまで続くか。クリエイター業界や、小規模チームの上司にはピッタリな人物でははいだろうか。

 イケメン、ガチムチ、性格にちょっと難あり、だけど天才。これは難しい問題だ。ファンは絶対に多いはず! 直属の上司よりも、他部署のあこがれの上司ぐらいがちょうどいい?

■強さだけじゃない志々雄真実のカリスマ性

 京都編のラスボスにして、剣心最大の敵である志々雄真実。全身包帯に巻かれたビジュアルは圧巻であり十本刀の面々が志々雄にほれ込んでいたことからもカリスマ性は十分。

 敵に対しては大いに戦うが、身近なものへの情は誰よりも深く、居場所がないものに対して場を作ってやる度量もある。現代に志々雄がいたらどこかのジャンルで確実に天下を取っていそうだし、少しでも彼に近づきたいと毎年新卒や中途採用の応募がガンガンくる企業になりそうだ。

 志々雄が京都編以降も生きていたら世界に目を向けていたらしいという話もあったぐらいなので、日本にとどまらないグローバルな活躍が期待できるだろう。志々雄の直属の部下になるのはなかなかに難しそうだが、末端でもいいからついていきたくなってしまうのではないだろうか。

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