和月伸宏『るろうに剣心』四乃森蒼紫に神谷薫も? もしも現代社会にいたら「上司にしたい最高のキャラ」4選の画像
和月伸宏『るろうに剣心』四乃森蒼紫に神谷薫も? もしも現代社会にいたら「上司にしたい最高のキャラ」4選の画像

 6月に入り、新社会人も仕事に慣れて上司の性格を少しずつ掴んでくるころ。理不尽な注文を出す上司や、ついていきたいと思わせてくれる上司、様々なタイプがいると思うが、普段漫画やアニメを見ていて、自分が好きな作品のあのキャラクターが、身近にいたら……そんな妄想をしたことはないだろうか。

 今回は和月伸宏氏の漫画『るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-』に登場するキャラクターが「もしも上司だったら?」を勝手に妄想したいと思う。現在は小池徹平主演のミュージカル『るろうに剣心 京都編』が上演中で、昨年12月には新作アニメプロジェクトの制作も発表となった『るろうに剣心』。

 学生時代はイケメンだったり、必殺技がかっこいいキャラにばかり注目していたが、大人になった今あらためて読むと同作のキャラたちの人身掌握術に目が向いてしまうものだ。はたしてその魅力は、現代社会においても力を発揮するのだろうか?

■四乃森蒼紫は人情味あふれる上司に?

 まずは若くしてその才能を発揮し、15歳で隠密御庭番衆のお頭の座に就いた天才・四乃森蒼紫。その実力を前に年下だからといって舐める部下もおらず、むしろ尊敬を集めていたということから人望も厚いことが伺える。

 そして実力だけでなく、四乃森が上司にふさわしい理由はなんといっても人情に厚い一面を持つことだろう。一般社会で生きられない部下たちの身を案じて、ヘッドハンティングの引く手あまたな際にもそれらをすべて断った四乃森。情の深さはピカイチなのだ。

 作中では一度修羅の道に堕ちたときもあったが、自らの意思で立ち直る強さも持っている。さらに下戸であるために部下にアルハラを強いることもないだろう。京都府内では顔も広く、下の者の才能を見抜く目も持ち合わせ、女遊びもしない……あれ? かなりいい上司なのでは?

 土方歳三をモデルにしていることから、上司にしたいキャラといえば誰もが思いつくに違いない四乃森。少し悪いところを探したが、修羅になったところぐらいでそれも克服したとなると本当にいいところしかない。強い、強すぎる四乃森蒼紫。

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