■2クールに期待の「ストーン・オーシャン」で降ったカエルの雨
最後は第6部「ストーン・オーシャン」から。現在アニメでは1クール目が放送終了し2022年秋より開始する2クール目の放送に期待が集まっているが、その1クール目の終盤で、なんとも奇怪な現象が起こった。
それは徐倫の仲間で謎の多い男「ウェザーリポート」の天候を操る能力。ウェザーリポートは徐倫を守り、敵であるプッチ神父を追い詰めるために大量の毒カエルを空から降らせたのだった。無数に降ってくるカラフルな毒ガエル……なかなかにグロテスクな光景だが、高いところから降らされ地面に叩きつけられて無惨に死んでいくカエル側の気持ちを考えるとたまったものではないだろう。
味方側の能力なので見落としがちだが、一度に犠牲になった動物の数でいえばこのシーンが圧倒的。カエルの毒で体が膨らみ死んでいった看守や、プッチ神父によって破裂させられたカエルの体液が目に入った看守らの様子もかなりの地獄絵図だった。
時には主要キャラの命をつなぐため、時には敵のスタンド能力の恐ろしさを伝えるために無惨にも犠牲になった動物たち。彼らの与えたインパクトが物語をさらに面白くしたことに間違いはないが、あらためて注目してみるとなんともかわいそうでしかたがなくなってくる。