■元女海賊の過去を持つレイリーの内縁の妻・シャッキー

 シャボンディ諸島で「ぼったくりBAR」を経営するシャッキーことシャクヤク。

 ルフィを「モンキーちゃん」と呼び、元ロジャー海賊団副船長“冥王”レイリーのことを「うちの人」と呼ぶシャッキー。アマゾン・リリー3代前の女帝であるニョン婆とも手紙のやりとりをする仲で、現女帝であるボア・ハンコックがまだ奴隷だった頃に彼女を保護していた過去もある。今はボブカットの美女で、バーカウンターに立っているだけだが、40年前は女海賊として海軍の英雄「モンキー・D・ガープ」に毎日のように追いかけられていたという事実を語っている。

 何やらただものではないオーラを漂わせるシャッキー。登場はこれまたわずか数ページと地味ではあるが、第907話「虚の玉座」での数コマのセリフに多くの読者がざわついた。

 それは世界会議中にガープが「ロックス」と呼ぶ何かについて語っていた場面。「ロジャーの前は間違いなく奴らの時代じゃった」「もう40年も前の話」というセリフがあるのみだったが、このエピソードが収録されたコミックス90巻のSBSで「『海賊』『40年前』『ガープ』こう来たらシャッキーを連想せずにいられません シャッキーと“ロックス”には何か関わりがあるのですか?」と読者が質問。たしかにコミックス51巻のシャッキーのセリフと今回の会議でのセリフは見事に符合しており、尾田氏もとぼける形で、「40巻も前なのにそんな事覚えてんの? し…知らないっすよ! フ…フュー♪ フュー♪」と答えていた。

 間違いなく何かがあるシャッキーの正体。いつかその過去が明かされる日はくるのだろうか。

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