中国の神話に登場する、天の四方の方角をつかさどる神である「四神」。それぞれ東の「青龍」、西の「白虎」 、南の「朱雀」 、北の「玄武」となっており、方角・色・幻獣を組み合わせたモチーフはアニメや漫画で使われることが多く、各世代の各ジャンルで代表的な作品がいくつも生まれてきた。
1992年より『少女コミック』で連載が開始され、四神と巫女との物語を描く渡瀬悠宇氏の少女漫画『ふしぎ遊戯』が今年で連載30周年を迎えており、周年を記念して「サンデーうぇぶり」では全話無料キャンペーンが行われている。アニメ化もされ大ヒットを記録した同作で、初めて「四神」を知ったという人も多いのではないだろうか。
そのように各年代、性別でそれぞれ違った“知ったきっかけの作品”があると思われる「四神」。そこで今回は10代から40代の男女200名にアンケート調査を行い「あなたが『四神』を知るきっかけになった作品は?」という質問に答えてもらった。さまざまな意見が寄せられた中、特に答えが集中した作品をランキング形式で紹介したい。(アンケートサイト「ボイスノート」協力)
■第3位『るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-』
まず第3位(11.0%)に選ばれたのは和月伸宏氏による漫画『るろうに剣心』だった。『るろ剣』に登場する「四神」は、上海マフィアのメンバー・呉黒星の護衛にあたっていた四つ子の武人。
全員スキンヘッドに同じ胴着を身につけた巨漢で、見た目はかなりそっくりだが、ひたいに彫られた名前と頭部の四神をイメージしたイレズミで判別することができる。
物語の中では斎藤・蒼紫・左之助・弥彦にあっさり敗北するなどやや噛ませ犬的なポジションだったが、今回3位にランクインするということは、かなりのインパクトを残したキャラだったようだ。