■時透&甘露寺のバトル演出
続いて期待するのは、「刀鍛冶の里編」で活躍する柱である霞柱の時透無一郎と恋柱の甘露寺蜜璃の戦闘シーン。これまでのアニメでは、柱合会議でしかほぼ出番のなかった二人。次作のアニメではきっと満を持して派手なエフェクトのついたカッコいいバトルを展開してくれることだろう。特に無一郎オリジナルの技である「霞の呼吸 漆ノ型 朧」や、「その体どうなってんの!?」とツッコみたくなるほど甘露寺の肉体のしなやかさが発揮されている「恋の呼吸 伍ノ型 揺らめく恋情・乱れ爪」は必見だ。
また「無限列車編」では、炎柱の煉獄杏寿郎が原作コミックスには登場しなかった「炎の呼吸 参ノ型 気炎万象」を繰り出したことが話題を集めた。恋柱の甘露寺は原作コミックスで「肆ノ型」を披露していないので、アニメでもしこの技が初登場したらかなり盛り上がりそうだ。
■「大正コソコソ噂話」からのオリジナル演出はある?
そして最後はやはり、アニメオリジナルの演出が気になるところ。これまで、コミックスの余白部分に描かれた「大正コソコソ噂話」内で明かされた設定が、本編でアニメオリジナルシーンとして描かれることがあった。最近だと「遊郭編」の中で描かれた「鋼鐵塚蛍の好物はみたらし団子」が記憶に新しい。
今回の「刀鍛冶の里編」でも、刀鍛冶の里の温泉の効能(なんと「性格のゆがみ」や「思いやりの欠如」、「へその痒み」や「失恋の痛み」にも効くらしい!)や、甘露寺が精いっぱいのおどし言葉として「毒じゃがいも」というシーンなどはアニメ内で補完されるかもしれない。
中でも、これまでアニメの中で他人に対して暴力を振るい、ガラの悪さが目立っていた不死川玄弥が、思春期に突入し甘露寺に対して緊張して一言もしゃべれなかったシーンなどは、彼の内面に親近感を覚える名シーン(?)なので、是非描いてほしいところだ。
想像するだけでもワクワクが止まらなくなる「刀鍛冶の里編」。あなたの期待する点はどこだろうか。