2022年2月にテレビアニメ『鬼滅の刃 遊郭編』が最終回を迎え、続きのエピソードとなる「刀鍛冶の里編」の制作決定が発表となった。放送日はいまだ未定だが「遊郭編」が、アニメ放送が決定した2021年2月から実際の放送まで約10か月かかったことから、「刀鍛冶の里編」の放送も少なくとも今冬以降になると予想される。
4月6日にはアニメの3周年を記念し、公式ツイッターが各話の場面カットを公開。いずれの投稿も国内外のファンから多くの反響が寄せられており、あらためてアニメ『鬼滅の刃』のクオリティの高さを感じさせるものばかり。3周年記念特設サイトには「応援してくださる皆様とともに、三周年をお祝いしたく、色々な企画をご用意いたします」とあり、今後「刀鍛冶の里編」についても何かしらの続報が期待できるかもしれない。
アニメの放送まで原作コミックスを読み返して“鬼滅ロス”を解消しているファンも多いと思うが、「刀鍛冶の里編」ではどのような点が楽しみだろうか。今回は原作漫画の内容を振り返り、筆者の期待するポイントをいくつかまとめてみた。
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記事では「刀鍛冶の里編」についてのネタバレを含んでおります。原作未読の方はご注意ください。
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■重要キャラの声優を誰が担当するか
まずは、アニメ化の醍醐味のひとつである、新しく登場するキャラクターたちの声優について。「刀鍛冶の里編」では、先立ってアニメにも登場している鋼鐵塚蛍(はがねづか・ほたる)や鉄穴森鋼蔵(かなもり・こうぞう)らの刀鍛冶に加えて、里の少年・小鉄や里長の鉄地河原鉄珍(てっちかわはら・てっちん)などバラエティ豊かな顔ぶれがそろう。
また新しく登場する敵側の鬼もかなり個性的なメンバー。「刀鍛冶の里編」では上弦の肆の「半天狗」と上弦の伍の「玉壺」をそれぞれ相手にすることとなる。半天狗はいつも怯えている老人、玉壺は壺から体が生えたような見た目をしている不気味なキャラクターだ。
彼らの声優は、イケメン枠というよりは個性的かつ実力派な面々がそろいそう。ただし半天狗は「喜怒哀楽」の4人の若い姿に分裂するのが特徴。老人姿のキャストと同じ声優が声を担当するのか、それぞれの性格によって担当声優が変わるのか、期待が高まる。