■第2位『白鳥麗子でございます!』(1993年・フジテレビ系)
第2位には鈴木由美子氏による漫画を原作とした『白鳥麗子でございます!』がランクイン(14.5%)。
同作は1989年にTBS系で、1993年と2016年にフジテレビ系でドラマ化されており、今回のアンケートでは、松雪泰子主演による1993年の2作目がランクイン。世間知らずなお嬢様である白鳥麗子が一途に好きな男性を追いかけるストーリーで、「松雪泰子がかわいかった」というコメントを多く集めた。
このほかにも「お嬢様なのにおバカな白鳥麗子に愛着がわいた」(47歳・女性)、「松雪さんが漫画のイメージとぴったりでとても楽しく見ていた」(41歳・女性)、「白鳥麗子のファッションが派手で印象に残っている」(43歳・女性)、「原作漫画の女性も読める下ネタが衝撃的かつ斬新だった」(40歳・女性)という声が集まった。
■第1位『東京ラブストーリー』(1991年・フジテレビ系)
そして、第1位に選ばれたのは、22.5%という圧倒的な得票率を集めた『東京ラブストーリー』。
原作は『ビッグコミックスピリッツ』で連載された柴門ふみ氏による漫画で、1991年に鈴木保奈美・織田裕二主演でドラマ化。平均視聴率22.9%、最終回では平均視聴率32.3%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)を記録した社会現象となった作品だ。
バブル期の世相を反映し若い女性に支持され、トレンディドラマブームのきっかけとなった同ドラマ。奔放なヒロイン・赤名リカと、彼女にひかれていくカンチの恋愛模様を日本全国が見守っていた。
今回のアンケートでは、何度も繰り返し見たという声や、人生で一番好きなドラマだという声も多かった。そのほか「十代の自分が憧れた名作」(48歳・男性)、「織田裕二さんと鈴木保奈美さんの役がハマっていて、ストーリーも所々せつない感じで今観てもドキドキしながら観れるところが好き。小田和正さんの『ラブ・ストーリーは突然に』も素晴らしい」(42歳・男性)、「毎回、次の日に話題になっていた」(48歳・男性)、「主役の2人が大好き。ハッピーエンドにならない結末が珍しく、心に残っている」(47歳・女性)、「リアルそうでありえなかった、きらきらした恋愛の世界に憧れました」(49歳・女性)、「当時、主題歌やキャストも大注目を浴びて、毎週楽しみに見ていました。“カーンチ!”とリカのモノマネを何度もやりましたし、今でもいろいろな名シーンが頭の中にパッと浮かぶくらい衝撃的なドラマでした」(48歳・女性)と、当時を懐かしむコメントが多く寄せられた。
今回上位に選ばれた作品は、その人気ゆえに、どれも近年になってキャストを新たにリメイクされたことのある作品ばかりだった。オリジナルドラマや原作漫画と見比べて、細かな違いを楽しむのも楽しそう!