バトル系やヒーロー系の漫画やアニメ作品などでは、社会に害をもたらす存在として“悪の組織”が登場しがち。大半は秘密結社として極秘裏に活動することが多く、主人公サイドと敵対するケースが目立ちます。
このような悪の組織は、それぞれの目的や思惑に基づいて行動しますが、その内情は案外ボロボロだったりもします。そこで今回は、読者目線で個人的にドン引きした“悪の組織”の気になった部分について紹介したいと思います。
■トップのパワハラがひどい
上司が部下に対してパワハラをする……そんなブラック企業のような組織といえば、最近なら『鬼滅の刃』に登場する鬼舞辻無惨陣営を思い浮かべる方が多いと思います。
鬼舞辻無惨が作った鬼たちで編成された組織で、中でもよりすぐりの精鋭の鬼を「十二鬼月」と呼称。上弦の鬼6人と下弦の鬼6人で構成され、上弦の鬼は100年以上メンバーが変わっていないのがポイントです。
しかし、この組織は鬼舞辻無惨による独裁色が強いワンマン体制で、無惨がちょっと機嫌を損ねると部下に対して容赦なくパワハラを敢行。一応エリートのはずの下弦の鬼ですら、やつあたりのような些細な理由で無惨によりあっさり殺されています。
いろんな悪の組織がある中「鬼舞辻無惨の部下にだけはなりたくない」というのが、多くの読者の本音ではないでしょうか……。