『北斗の拳』ケンシロウの指が6本に!『魁!!男塾』『鬼滅の刃』では失った腕が戻った! 伝説的『週刊少年ジャンプ』漫画のうっかり作画ミス3選の画像
画像は2017年発売の創刊50周年記念復刻版『週刊少年ジャンプ』1986年26号より

 漫画読者の間でしばしば話題に上る作画ミス。よく見るとそれまでの流れと食い違う描写であったり、設定と異なる絵になっていたりというもので、多くの場合は作者のうっかりミスによるものだ。

 たとえば吾峠呼世晴氏の『鬼滅の刃』第204話でもこんなシーンが。『週刊少年ジャンプ』掲載時、鬼舞辻無惨との戦いで左手が動かなくなったはずの炭治郎が、最後のページでしっかり両手を使ってご飯を食べている(単行本では修正)。吾峠氏もあとで気づいたらしく、目次の作者コメントには「作者渾身の作画ミスにつきご容赦!」と記載されていた。とはいえ、アニメ化の大ヒットで多忙だったと思われる時期。これくらいのミスはご愛嬌といったところだろう。

 そんな漫画の作画ミスというと、皆さんはどんなものを思い出すだろう? 子どもの頃、『ドラゴンボール』や『聖闘士星矢』などを毎週の楽しみにしていた筆者にとっては、やはり80年代中期からのジャンプ漫画が多く記憶に思い浮かぶところだ。ここで、そんなジャンプ漫画から特に強烈に覚えている作画ミスをいくつか取り上げてみたい。

■『北斗の拳』ケンシロウの指をよく見ると…

 30年以上たってもいの一番に思い出されるのが、『北斗の拳』での指の数を間違えた作画ミス。問題のシーンはサザンクロスでの、南斗聖拳のシンとケンシロウの激闘時だ。

 ケンシロウが北斗十字斬を叩き込んだシンに対し、絶命までの時間を「1分だ!!」と人差し指を立てて告げるのだが、このときの握りの指がよくよく見ると5本ある。つまり、人差し指と合わせて計6本? 小指がプラス1本、たしかにしっかりくっきり描かれている。

 この話のハイライトシーンだったため目が止まりそうな気もするが、ケンシロウの拳が血まみれなうえ、原哲夫氏(作画担当)の絵がうますぎるだけにまったく違和感なく、気づかされたのは確か1か月以上たってからのはず。きっかけは友人が愛読していた某アニメ専門誌にあった読者投稿ネタからだった。

 ネットのない時代だったが、そこは当時300万部を超えるジャンプの人気漫画。ネタ元の専門誌読者から友人へ、学校のクラスメイトへと伝わっていき、筆者の周りでも該当号のジャンプが発掘されて、巡り巡っていったのをよく覚えているが、他の地域でも同じように広まっていったのではないだろうか。

 手指の間違いは他の漫画でもときどき目にする“あるある”だが、北斗神拳は指で相手の秘孔を突くという拳法だ。「これこそがケンシロウの強さの秘密、北斗神拳の究極奥義だ」と、見つけたファンの間で楽しいネタ祭りになったものだ。

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