毎年大みそかといえば、総合格闘の祭典やボクシングのタイトルマッチなどがめじろ押し。今年も『RIZIN』や、プロボクシング井岡一翔選手のタイトル戦といったドリームマッチが開催され、楽しみにしているファンも多いことだろう。
そんな格闘技の盛り上がるシーズンということもあり、今回は「格闘マンガ」に関するアンケート調査を実施。10代から40代の男性300名を対象に、格闘マンガの登場人物の中で「一番強いと思うキャラクター」をリサーチした。なお、今回は現実世界を舞台にしたリアル路線の格闘マンガを対象にしているので、超能力的な力が出てくるバトルマンガ等は除外させていただいた。(アンケートサイト「ボイスノート」協力)
■1000年続く古武術の継承者
第3位(8%)に支持されたのは、川原正敏氏の『修羅の門』(講談社)に登場する「陸奥九十九(むつ つくも)。同作の主人公・九十九は、千年の間不敗を誇る古武術「陸奥圓明流」の伝承者である。
日本の格闘技界に彗星のごとく現れた九十九は、身長170センチ程度の小柄な体格ながら、プロを含むそうそうたる格闘家たちを圧倒。アメリカに渡ってプロボクシングのヘヴィ級の統一王者になり、ブラジルのヴァーリ・トゥード大会で優勝するなど、陸奥圓明流の不敗神話を世界中に知らしめた人物だ。長い歴史のある陸奥圓明流の継承者の中で「史上最高傑作」と称されたのが陸奥九十九である。
そんな九十九こそ最強だと挙げた人からは「負けたことがないという事実」(49歳・男性)、「小さいのに肉体の耐久力がすごい」(47歳・男性)、「受け継がれてきた流派の歴史の重みが違う」(40歳・男性)、「プロボクシングのヘヴィ級王者と、総合格闘の頂点に立ったので」(47歳・男性)などが理由として寄せられていた。