有り余る時間を使った圧倒的なリサーチ力で、数々の面白い漫画を芸人さんにすすめ、その精度の高さで絶大な信頼度を誇る芸能界有数の漫画好き、ムーディ勝山です。(自分で言うな)
さぁ今年も残すところわずかになりましたね。それではみなさま、おまたせいたしました……今年もやります! 年末恒例の……「ムーディマンガ大賞」の発表です!!!(ワー!パチパチパチパチ)
私が2021年に読んだ漫画の中から面白かったよりすぐりの作品を発表し、最後に大賞作品を選ばせていただきます。
■『東独にいた』『JUNBO MAX』『真・群青戦記』
まず1冊目はヤンマガwebで連載されている『東独にいた』です!!
ベルリンの壁で国が真っ二つに裂かれたドイツ。物語は、その時代の東ドイツが舞台。リアルに描かれる時代背景と、政府組織と反政府組織によるバトル描写が極上です。作者の宮下暁先生はこれが初めての作品とは思えないほどのセンスです! ビッグコミックオリジナルでの読み切り『レベッカ』も読ませていただきましたが、それもめちゃくちゃ面白かった! 宮下先生とんでもないセンスの持ち主です! 今後も先生の作品は受け流せません。
そしてこちら、読売テレビ『川島・山内のマンガ沼』の「芸人楽屋ランキング」のコーナーで、僕が川島さんにオススメした漫画として紹介され、『東独にいた』が見事1位に輝きました! ありがとうございました。
続いて2冊目はビッグコミックで連載中の高橋ツトム先生の漫画『JUMBO MAX』です!!
薬局を営むさえない中年男性が若くて綺麗な女性と、ひょんなことから結婚。妻は初夜の営みで妊娠したことを告げるも男は喜ばない。なぜなら男は、EDで、人生で一度も“機能”したことがなかったのです。そこから“非合法なED薬”を手に入れたところから、ストーリーは速度を上げ、男は自分の手でオリジナルのED薬を作ることを決意します! そしてそこに警察も絡んできて……という、もうストーリーが面白すぎなんです。その後の展開も最高なんで、受け流さずに読んでください。
3冊目は週刊ヤングジャンプで連載されている『真・群青戦記』です!!
ヒット作の続編です。前作は高校生が戦国時代にタイムスリップして、それぞれの部活の特性を生かして戦っていましたが、今度タイムスリップするのは、凶悪な囚人たち! 囚人VS戦国武将! そんなん絶対面白いでしょう! 本作を手掛けるのは『群青戦記グンジョウセンキ』の笠原真樹氏と『終末のワルキューレ』の作画を務めるアジチカ氏による実力派タッグ! この作品を左に受け流すのは不可能です!