■至高の領域に達した剣の達人

 第1位に選ばれたのは、21.0%の得票率を集めた上弦の壱・黒死牟だった。

 作中では柱3人と不死川玄弥と戦い、4対1という数の不利をものともせず、圧倒的な強さを見せつけ、繰り出される斬撃で多くの命を亡き者にした。顔に6つ目があるというまがまがしい見た目だけでなく、猗窩座のいう「至高の領域」に到達した剣の達人でもあり、他者の身体が透き通るように見え、行動や思考を先読みする能力を持つ。シンプルな攻撃方法ながらその強さはケタ違いで、鬼としての血鬼術の能力だけでなく、「月の呼吸」を操ることで多彩な攻撃を繰り出す。

 選んだ人からは「柱から死人が出るぐらい苦戦していたから」(20歳・男性)、「複数の上位の柱がいて初めて討伐が可能だったので。気持ち悪いぐらい強いと思った」(33歳・男性)、「呼吸を知り尽くしていて、昔から生きているため」(22歳・女性)、「漫画を読んでいて、柱何人で戦っても勝てる気がしない絶望感があったから」(27歳・男性)、「透き通る世界で行動を見られてしまう規格外の強さ」(34歳・男性)というコメントが寄せられた。

 圧倒的な強さを誇る十二鬼月の中でもTOP3の強さを持つ3人が上位にランクインした。物語は終盤に向かうにつれて残酷さを増し、彼らと戦い命を落としてしまう柱も少なくなかっただけに、この結果は当然だったのかもしれない。

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