■グッズ化もされた「光る小人」

 続いては、コミックス7巻の無限列車編から。魘夢が見せた夢の中で、炭治郎の無意識領域に登場した「光る小人」の存在だ。

 作中では炭治郎の精神の核を破壊しようとしていた結核の青年がこの小人と接触した。小人は炭治郎の優しさの化身であるらしく、青年を精神の核がある場所にまで案内した。彼はこの小人とのふれあいから炭治郎自身の優しさ・暖かさを知り、害意を喪失している。

 急に作品の雰囲気とは異なるファンタジーな存在が登場したことで、当時はファンの間でも他の登場人物たちにもそれぞれ「○○の小人」が存在するのではないかと議論が交わされたが、この小人の登場も一度きり。他のキャラの小人は登場しなかった。しかし、見ている人の心を和ませる人気キャラになったようで、この光る小人はキーホルダーやぬいぐるみとしてグッズ化されている。

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