『鬼滅の刃』光の小人に浮き出る階級、禰豆子が実は耐えていた「稀血」…今はみんな忘れた?貴重なレア設定3選の画像
『鬼滅の刃』光の小人に浮き出る階級、禰豆子が実は耐えていた「稀血」…今はみんな忘れた?貴重なレア設定3選の画像

 吾峠呼世晴氏による人気漫画『鬼滅の刃』(集英社)。2020年5月に連載終了を迎えた原作漫画は累計発行部数1億5000万部を超え、放送中のテレビアニメ『鬼滅の刃 無限列車編』は放送のたびにSNSで関連ワードがトレンド入りするなど、まだまだその流行は収まる気配がない。

 全23巻で完結したコミックスは、一貫してラスボスである鬼の始祖・鬼舞辻󠄀無惨を倒すための物語。作者の吾峠氏による膨大な量の設定がある同作だが、後半に差しかかりあまりにもスピーディーにストーリーが展開するため、つい忘れてしまいそうな細かい設定も少なくない。

 そこで今回は、物語に少しだけ登場した特殊な設定の数々を振り返ってみたい。

■1度だけ登場した「手の甲に階級が浮き出る」

 まずは、コミックス9巻で明かされた鬼殺隊の階級の表示について。鬼殺隊では、最終選別を突破し鬼殺隊として認められた者に階級が与えられる。階級は低い順から、癸(みずのと)壬(みずのえ)辛(かのと)庚(かのえ)己(つちのと)戊(つちのえ)丁(ひのと)丙(ひのえ)乙(きのと)甲(きのえ)の10段階。

 隊士たちは最終選別をクリアした後に「藤花(とうか)彫り」と呼ばれる特殊な技術で手の甲に階級が刻まれ、「階級を示せ」と唱えて、力いっぱい拳を握り締めることで手の甲に現在の階級が浮き出るという。作中での細かな説明はないが、どうやら言葉と筋肉の膨張を感知し、階級が現れる仕組みになっているようだ。

 全23巻の中で「手に階級が浮き出る」という設定が使われたのはこの一度きり。これ以降の展開は炭治郎が柱のメンバーと接する機会が増え、柱には「甲」の階級でないとなれないので、必然的に階級を確認する機会がなくなったため登場しなくなった設定なのかもしれない。

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