「ポケモン好きなら大丈夫」初“MOBA”でもズブズブハマる『ポケモンユナイト』の沼っぷり(1)【ヤマグチクエスト・コラム】の画像
画像はNintendo Switch版『ポケモンユナイト』公式サイトより
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 どうも、ヤマグチクエストです。今回は、9月からいよいよスマホ版の配信もスタートとなりました『ポケモンユナイト』のお話をしていきます。

 みなさんは“ポケユナ”、もうプレイしましたか? 本作は「マルチプレイヤーオンラインバトルアリーナ(通称MOBA)」というジャンルのゲームで、代表的なタイトルには世界で大流行し続けるリーグ・オブ・レジェンド(LoL)などがあります。

 MOBAはコアなPCゲーマーの強者たちが遊んでいるイメージがあり、専門用語を1つも知らない私のような下手くそにとっては少し怖い印象がありました。しかし、結果としてポケモンユナイトは違ったんです。

Nintendo Switch版『ポケモンユナイト』公式サイトより

 5対5に分かれて戦うというのは他のMOBAタイトルと同じですが、試合時間が10分と短く、おなじみのポケモンたちだから個性も分かりやすいのが大きな特徴。操作も簡単で難しい用語もなく、初心者に非常に優しいゲームとなっているんです。

 私はNintendo Switch版のリリース日からほとんど毎日のようにのめり込み、気づけば「ポケモンユナイトのことばかりを考える日々」を過ごすほどハマっております。

 そこで今回は、ポケモンユナイトを始めようか迷っている人の背中を一押ししつつ、もうすでに始めている初心者の方への助けになるような記事を書いていきたいと思います。

■負けてもなぜか面白くて、熱中してしまうポケユナの沼

Nintendo Switch版『ポケモンユナイト』公式サイトより

 MOBAはある程度、定石というものがあります。この定石を知っているかどうか、というだけで大きく勝率が変わる上に、この認識をチームで統一できていないと勝てません。ここが初心者と経験者の大きな差です。

 たとえば、MOBAには「オブジェクト」という通常の敵より少し強いボスのような存在がいます。オブジェクトを倒すと味方に恩恵が入り、試合を有利に進められるので、積極的に倒しに行きたいところですが、このオブジェクトを倒したいと思っているのは、相手チームも同じ。そうなると起こるのが、集団戦です。

 オブジェクトの前で相手チームと戦闘をし、メンバーを倒したあとで安全にオブジェクトを倒す、というのが正攻法となります。

 しかし、初心者のころの私は「オブジェクトは取れればうれしいな」ぐらいの気持ちで重要性に気がつかず、相手チームに集団戦でボコられ、「なぜ負けたのか」を把握できないままズルズルと負け続けてしまいました。

 4人の友人と一緒に5人チームを組んで遊んでいたのですが、20試合やって15敗ほど。オブジェクトの「カジリガメ」と「ロトム」は1匹も倒していませんでした。

 当時は「なんだこのゲーム。全然勝てないぞ」とワケも分からずボコボコにされ続けていましたし、どうしたら勝てるようになるのかも分かっていませんでした。しかし、相手をKOできたり、試合終了時点のレベルが高くなっていたりなど、なぜか「上達している感」があったんです。

 そして10分という短い試合時間の中で、負けているチームが逆転できる要素「サンダー」という超重要オブジェクトのおかげでたまに勝てたので、どんなに負けていてもずっとずっとプレイを続けられました。この「サンダー」の存在こそ、初心者がゲームをプレイし続けられる大きな要素だと思います。

 サンダーは試合時間残り2分になると、スタジアムの中央に出現します。サンダーを倒すと、味方全員分のエオスエナジー(相手のゴールに入れると得点になる、いわばボール)が手に入る他、相手チームのゴールが故障し、どんなにたくさんのボールを持っていても即ゴールが入るようになります。

 普段ならエオスエナジーをたくさん持っていると、それだけゴールするまでに時間がかかってしまい、敵からの妨害を受けやすくなります。

 シュートモーション中に敵から攻撃を受けるとシュートは失敗してしまうので、大量ゴールするのはなかなか難しいのですが、サンダーを倒せば一定時間、簡単にゴールが入ります。

 さらに、残り2分からは得点が2倍になるので、いかにサンダーを倒して、味方がKOされずに一斉にゴールを入れに行けるか、が重要なのです。

 そして、ポケモンユナイトで一番大切なこのオブジェクトの討伐判定は「最後のとどめの一撃を入れたポケモン」に与えられます。

 つまり、赤チームが99%削っても、最後の1%だけ青チームが入れた攻撃がヒットしてサンダーを討伐した場合、青チームにサンダーの恩恵が与えられるのです。このおかげで、初心者の私でも何度か勝ちを拾えましたし、これがモチベーションになりました。

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