■精神ポイントを温存しすぎて結局使わない

 スパロボのステージ攻略で、大きく難易度に影響するのが精神コマンド。SPを消費するので、使いどころは完全にプレイヤーの好みが分かれる。序盤からガンガン使うプレイヤーもいれば、ステージ終盤に登場する強敵のために温存するプレイヤーもいるだろう。

 筆者が特に困るのは、回避率の高いザコ的に対して「必中」や「集中」を使うべきか。大体の場合は、結局精神コマンドを使わずにザコ戦をやりすごして、強敵を一気に倒してしまう。または、「さらにボスがいるのでは?」と深読みしすぎて、使わずにステージクリアする場合もあった。

 ただ、最近のスパロボはステージクリアの条件が明確に分かるようになったので、まったく使わないことはなくなった。

■クイックセーブをし忘れてソフトリセットしてしまう

 マップ兵器の誤射にもつながるが、ソフトリセットの事故もよくあるのではないだろうか。

 スパロボはステージ攻略中にクイックセーブができるので、こまめにセーブをしつつ進めるプレイヤーが多いはず。思わぬ事故が起きてしまって、考える前にとっさにソフトリセット! そして、クイックセーブをし忘れていると、一気に巻き戻ってしまう。最悪、前のステージまで戻ってしまうこともあった。

「常にセーブをしている」という思いが引き起こす悲劇である。

■ラスボスとの会話を楽しむために最弱武器でちまちま攻撃する

 スパロボのラスボスはオリジナルの敵であることが多く、戦闘前には各作品の主人公勢によるイベント会話が発生する。これがスパロボの醍醐味のひとつだ。クライマックスでもっとも盛り上がるシーンなので、全員分を見たくなるのがプレイヤーの心情というもの。

 しかし、ラストステージともすれば、味方の機体はかなり強化されており、普通に攻撃していると全員分を見る前にラスボスを倒してしまうことも。

 なのでできるだけ相手を倒さぬよう、セリフやストーリーが盛り上がっているのとは裏腹に、バルカンのような最弱武器でちまちまと攻撃することに……。そして相手の残りHPがギリギリまで少なくなってから、残った機体のフル火力で撃破する。生殺し状態のラスボスには、少し同情してしまう。

 今回紹介した「スパロボあるある」は、いくつか共感してもらえるのではないだろうか。ちなみに筆者はすべて経験済み。『スパロボ30』でもやってしまう自信がある。しかし、これらもスパロボの醍醐味。全部ひっくるめて30周年記念作品を楽しみたいと思う。

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