どうも。お笑いをはじめたきっかけは「母親が勝手に吉本に願書を送った」でおなじみ、ムーディ勝山です。お笑いで初の、アイドルみたいな入り方をしてしまいました。
さて、今回のコラムは一度テーマにして書いてみたかった、国民的サッカー漫画『キャプテン翼』です。書くにあたって編集の人から「日向小次郎のタイガーショット一本で書いてみましょう」という、テーマ激セマのストロングコラムを書く方向であらかた決まっており、吐き気が止まりませんでした。
が、キャプテン翼という漫画、つい必殺シュートに目がいきがちなんですが、ちょいちょい『BOYS BE…』やってることをご存知ですか?(BOYS BE…とは、少年マガジンで連載していた恋愛漫画)
実は、マネージャーと選手の恋がしっかり描かれているんです! キャプテン翼は、サッカー漫画の皮をかぶった恋愛漫画なんです!
ということで、今回はキャプテン翼に登場した女子マネージャーたちとのキュンキュンシーンをランキング形式でお送りしたいと思います。タイガーショット一本ストロングコラムはまた次回にやるかもしれませんし、一生やらないかもしれません!
■ハチマキに書かれた刺繍メッセージ
それでは、第3位は……「ふらの中学のキャプテン松山と美子」です。
翼や日向に比べると才能が劣ると自覚し、まっすぐに努力を重ねる姿が人気の松山光くん。抜群のキープ力が持ち味です。南葛との全国大会準決勝の試合は、マネージャー藤沢美子の松山くんへの想いも同時進行する熱い試合でした。
おしくも南葛イレブンに敗れたふらの中学校。マネージャーとして献身的にチームを支えた美子はチームメイトに今まで黙っていた秘密がありました。
それは2学期から家庭の都合でアメリカに行くこと。
ひそかに想いを寄せていたが、試合後、チームの邪魔にならないよう松山には何も告げることなくアメリカに旅立つため空港に向かった美子。美子は試合前に選手のみんなに“白いハチマキ”を渡していましたが、松山くんが自分のハチマキをよく見ると刺繍がほどこしてあったのです。白いハチマキに、白い糸で分からないように、
「I LOVE YOU YOSHIKO」と……。
たまらない……。このシーンを久々に読んで、パチンコの大当たり確定音ぐらい、胸がキュンキュン鳴りました。このシーンを歌詞にして、ぜひとも「back number」さんに歌ってほしいです。
その秘密に気がついた松山くんは、必死で美子を追いかけ空港まで向かいます。タクシーで空港に着いた松山くんは美子が旅立つ前に間に合い、熱い抱擁をかまします。……美子と再び会うときには、持ち前のキープ力で美子を離さないことでしょう。