■復習したい過去「あのときマリコがいれば…」

――スイートリベンジ社では調査員のケンジ(森永悠希)に加え、第3話からは依頼人だったユミがスタッフとして活躍しています。3人の現場はどのような雰囲気でしたか?

夏菜 2人ともいっしょにいるのが楽しいですね。森永くんはすごく女子力が高くて、時短レシピを教えてくれたり、おいしいお塩をくれたり、虫に刺されたらすぐにポーチから薬を出してくれたりとか。女子力を通り越して、おばちゃん力です(笑)。

 星夏ちゃんはどちらかというと私タイプのサバサバ女子。「料理しません。ラーメン大好き!」みたいな感じで、森永くんには悪いですけど、集まると恋バナしたり、女の子3人の女子会みたいな気持ちでした。

――前作では浅香航大さん、柾木玲弥さん、袴田吉彦さんといった、リベンジされたオトコたちが最後、毎回情けなく泣き出してしまう姿が胸のすく名物シーンとなってましたね。続編でもここは楽しみなところです。

夏菜 そこ、続編だとちょっと変化があるんですよ。続編は新しい監督が撮っていて、また違ったラストが見られます。泣き崩れという感じで、新しい見どころですね。

――マリコの七変化はどうでしょう。続編、演じていて楽しかった変身はありましたか?

夏菜 9、10話で登場するYouTuberマリちゃんは楽しかったですね。フワちゃんもどきのカラフルな服で、あれを着ると勝手にテンションが上がっていって、現場でも妙に評判でした(笑)。マリコの七変化は前作より増えていて、ギャル、メイドさん、保母さん、バンドガールとか、1カットしか映らないような変身もたくさんあるので見逃さないでほしいです。

――続編にはスイートリベンジ社に相対する、ビターリベンジ社が新たに登場します。オトコ側の依頼を受ける復讐代行社で、どうもマリコと因縁があるようですが?

夏菜 ビターリベンジ社VSスイートリベンジ社というのは続編の裏テーマになっていて、なぜビターリベンジ社はマリコを恨んでいるのか、マリコの過去に触れるような部分も描かれていきます。

 ビターリベンジ社との戦いは、マリコにとって避けては通れない道。続編は痛快ドラマが進みながら、だんだん壮大になっていくストーリーが注目のポイントです。ぜひ、最後までご覧になっていただけるとうれしいです。

――最後に、作品の中のようなオトコがいたら、夏菜さんはどんな復讐を考えますか?

夏菜 一番の復讐になるのは自分がいいオンナになって、あのとき別れなければ良かったと思わせることですよ。だから、結局自分磨きですね。あと私はそういう場合、新しい趣味を探したり、環境を変えるようなことを考えます。インテリアを一気に変えるとか、お花や植物を一面に飾ってみたりとか。そうすると運気もよくなって、不思議とものごとがいい方向に回り始めたりするんです。そういうのってけっこう大事なんだなって思います。

 今はもう何も思わないけど、当時はマジに復讐してほしいと思うオトコもいましたよ。ああ、あのときマリコがいればなって。ま、もういいんですけど(笑)

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 ドラマ『スイートリベンジ』続編は、フジテレビ公式動画配信サービスFODにて毎週月曜24時に最新話を配信。前作の第1話~6話は、毎週月曜24時25分から地上波放送中(関東ローカル)。

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