どうも。矯正の歯医者と、歯周病の歯医者と2つ通っているが、先生同士が揉めだして、治療が大幅に遅れている、でおなじみムーディ勝山です。
先日、漫画好きが実を結び、TBSの朝番組『ラヴィット』の漫画特集にゲストとして呼んでいただきました。こんなにブランクのある私をゲストとして呼んでくれる「ラヴィット」さんの懐の深さに、感動を通り越してちょっとムカついてるほどでございます。(嘘です!)皆さんもよければ、朝はラヴィってください。
さて、漫画では当然、主人公が活躍する場面が大半です。ですが、そんな中で必ずと言っていいほど描かれるのが「主人公の負け」のシーンです。
主人公の成長を描く中で欠かせない負け試合。そんな負け試合にこそ、名試合が多い!! ということで今回は“主人公の負け”にスポットを当てていきたいと思います。
■悔しさを味わった桜木のデビュー戦
まずは井上雄彦先生の『SLAMDUNK』から、初めての本格的な試合「陵南戦」。
この漫画で桜木花道が初めて参加した本格的な試合が、陵南高校との練習試合でした。バスケを始めたばかりの桜木は基礎練習しかしておらず、ここまでは作品もコミカルな要素も多かったです。ですが、試合の迫力は抜群。陵南高校は切れ者のエース仙道に、2メートル超えの魚住という強力な選手を抱えた強敵です。
桜木はレギュラーではなく、補欠という名の最終兵器。まだ試合に出してもらえずベンチで暴れまわるばかり。しかし試合は後半に入り、魚住との接触で顔に怪我をした赤木が代わりに指名したのが桜木でした。最初は緊張していた桜木が、基礎練習の成果を発揮し味方を沸かせます。しかし残り数秒というところでシュートを決められてしまい敗退。
悔しい結果にはなったものの、仙道に対し流川と桜木がダブルチームで当たる熱い展開や、後に桜木の代表的な武器となるリバウンドを成功させるという、今後のチームの活躍を期待させる最高の初戦で、最高の敗戦でした。