少年漫画・少女漫画を問わず、今も昔も変わらず人気を集めるのが三角関係を描いた物語展開。それぞれのこまかな関係性はさまざまだが、リアルタイムで作品を見ながら結末を想像し、ドキドキしてキャラを見守った経験が誰しもあるだろう。そこで今回は、10代から40代の男女300人を対象に、一番好きな漫画の「三角関係」について調査を行った。上位に選ばれた作品をランキング形式で紹介する。(アンケートサイト「ボイスノート」調べ)
まず9.0%の票を集めて第3位となったのは漫画『いちご100%』より、主人公・真中淳平を中心とした2大ヒロインとの三角関係。
『週刊少年ジャンプ』(集英社)のラブコメの金字塔との呼び声も高い河下水希氏による漫画で、魅力的なヒロインたちの間で揺れる男子生徒・真中淳平の恋愛模様と青春が描かれた同作。北大路つかさ、南戸唯といったキャラも登場したが、2大ヒロインは第1話から「いちごパンツの女の子」として登場した東城綾と、学校のアイドル的存在の西野つかさの2名。最終的にどちらと結ばれるのか、ファンからの支持も二分していた人気作品だ。
選んだ人からは「リアルタイムで読んでいてドキドキした。東城エンドも見てみたかった」(32歳・男性)、「昔ジャンプで見ていたし、キャラクターもかわいく毎週続きが読みたくなる作品だったからです」(37歳・男性)、「最終回までどちらとくっつくのか分からなかった。どちらのことも気づけば応援していた」(36歳・男性)というコメントが寄せられた。
続く第2位になったのは、13.3%の人に選ばれた『花より男子』より、主人公・牧野つくしと道明寺司&花沢類の三角関係。
1992年から2004年まで『マーガレット』(集英社)で連載された神尾葉子氏による漫画で、裕福な生徒が集まる英徳学園を舞台に、一般庶民の牧野つくしが学園内のいじめや差別に立ち向かっていくというストーリー。大金持ちの男子グループ「F4」の道明寺司や花沢類との関係が見どころだった。
選んだ人からは「花沢類が魅力的でできればつくしと結ばれてほしかった」(35歳・女性)、「道明寺がとてもかわいくて、現実にいないかな? って思います」(35歳・女性)、「タイプの違う2人の男性に囲まれるつくしがうらやましい」(42歳・女性)という声が。「俺様タイプの道明寺司とクールな花沢類、どちらが好きか?」というのは、女子の間で永遠に繰り返される問答だろう。