■先代の意志を引き継ぐ鬼殺隊隊士たち

 続く第2位は19.0%の得票率で、蟲柱・胡蝶しのぶがランクイン。

 しのぶは隊服の上に蝶が羽を広げたような鮮やかなグラデーションの羽織を身にまとっている。小柄な彼女が着用するにはややサイズが大きいこの羽織。これは亡くなった花の呼吸の使い手である姉のカナエがかつて着ていたもので、生き残ったしのぶが、羽織とともに悲しい運命を引き継いだ。なお、ふくらはぎを包む脚絆も同じデザインで、全体的に派手なイメージが感じられる。

 選んだ人からは「派手で分かりやすく、かわいらしい」(42歳・男性)、「子どもにねだられたので」(38歳・女性)、「彼女の呼吸に合っているから」(25歳・男性)というコメントが集まった。

 そして24.3%の票を集めて堂々の第1位に輝いたのは主人公の竈門炭治郎だった。

 炭治郎は隊服の上に緑と黒の市松模様の羽織を身につけている。この柄を身につけているのは炭治郎だけでなく、妹の禰豆子は帯に赤と白の市松模様がデザインされ、またアニメではほかの家族もみな何かしらの色の市松模様の服を着用している。ちなみに、市松模様には柄が途切れることなく続いていることから「子孫繫栄」の意味があるようで、父・炭十郎の「この神楽と耳飾りだけは必ず、途切れさせず継承していってくれ。約束なんだ」という言葉とつながっているようにも感じられる。

 選んだ人からは「キャラクターのアイコンとして成功していると思う」(49歳・男性)、「耳飾りや羽織など、全体的に一番オシャレ!」(25歳・女性)、「主人公なのに緑のカラーというのが珍しいから」(38歳・男性)、「一番自然に着こなせそうだから」(40歳・女性)という声が集まった。

 以上がベスト3となったが、4位以下にも人気キャラがズラリ。空前の『鬼滅』ブームから、子どもたちの間ではキャラクターの柄のマスクや手作り衣装を身につける人も多く、街で鮮やかな『鬼滅』柄を目にすることも少なくない。キャラクター性やストーリーの重厚さだけでなく、分かりやすいアイコンとしても『鬼滅の刃』が成功していると言っても過言ではないだろう。

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