フランダースの犬、あしたのジョー、まんが日本昔ばなし!「もう一度見たい」歴代“視聴率30%超え”アニメランキングの画像
画像は講談社コミックス『完全復刻版 あしたのジョー』第1巻(講談社)

 今でこそ録画機能やサブスク配信の利用など、各家庭でのアニメの視聴の形態はさまざまだが、かつてはゴールデンタイムに一家団らんでアニメを見るという人も多く、視聴率30%を超える数字を記録した作品も十数作品生まれた。

 そこで今回はこれまでに視聴率30%超えを記録したアニメタイトルの一覧を用意し、40代から50代の男女300人を対象に「もう一度見たい、一番好きだったアニメ」について聞いてみた。さっそく多くの票を集めた作品をコメントとともに紹介したい。(アンケートサイト「ボイスノート」協力)

 第3位に選ばれたのは『あしたのジョー』(10.3%)。高森朝雄(梶原一騎)氏原作の、ちばてつや氏による同名ボクシング漫画が原作で、アニメは1970年から1971年に放送され、1980年から1981年にかけて『あしたのジョー2』が放送。1980年に再放送された第13話で視聴率31.6%を記録した。

 内容は、元ボクサー・丹下段平の手で主人公の矢吹丈が一流のボクサーになっていく姿を描いたもの。作中でジョーのライバルである力石徹の死が描かれた際には、寺山修司の呼びかけで文京区の講談社講堂にて力石の葬儀が行われるなどブームは社会現象にまでなり、ジョーが真っ白に燃え尽きるという衝撃の最終回は多くの視聴者を驚かせた。

 選んだ人からは「当時リアルタイムでアニメを見ていました」(59歳・男性)、「チャンピオンになれなくても実質勝つという話のオチが気に入ってる。指導者になった後の話も見てみたい」(46歳・男性)、「どの人物も魅力的。あんなキャラを描ける作家は日本の漫画家にもそうそういないと思う」(49歳・男性)、「いろいろ想像させられるラストシーンが最高」(51歳・女性)、「昔のスポ根アニメなのにヤボったくないから」(56歳・男性)、「友情や思いやり、男の生きざまなどが表現されていて、男子に見せたい」(59歳・女性)というコメントが寄せられた。

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