■甲子園、初出場初優勝の奇跡!
続いて『MAJOR』の海堂をわずかに上回り、第2位(13.3%)に選ばれたのが、あだち充氏の『タッチ』(小学館)に登場する「明青学園」だ。上杉達也&和也の兄弟が在籍し、甲子園に初出場・初優勝の快挙を成し遂げている。
上杉和也亡き後、いきなり明青野球部のエースとなった兄・達也だが、中学時代は帰宅部で高校でも当初はボクシング部に入部するなど野球経験はそれほど多くない。それにもかかわらず持ち前の剛速球を武器に、入部直後から優勝候補の勢南高校を追い詰めるなど、まさに類まれなる才能の持ち主だった。
アニメのテレビスペシャル『Miss Lonely Yesterday あれから君は…』では、初優勝を飾った夏の甲子園で達也のストレートが152キロを記録したことが描かれている。
絶対的なエース達也のワンマンチームのように見えるが、要所で豪快な本塁打を放つ女房役の松平孝太郎の存在も大きかった。
この明青学園を選んだ人からは「上杉達也に無限の可能性を感じたから」(38歳・男性)、「一人のエース頼りで甲子園優勝。選手層を考えるとすごい」(46歳・男性)、「技術的な強さもさることながら、人間関係による結びつきが強いのでここぞというときに力を発揮できそう」(44歳・男性)といった意見が寄せられていた。
ちなみに、現在あだち氏が連載中の野球漫画『MIX(ミックス)』(小学館)も、『タッチ』から数十年後の明青学園が舞台となっている。