■劇場コナン屈指の人気作品が首位に
そして、堂々の第1位に輝いたのは24.7%の支持を集めた、2002年公開の『劇場版「名探偵コナン」ベイカー街の亡霊』だった。
劇場版『名探偵コナン』シリーズの第6作目にあたる同作。主人公の江戸川コナンが現実で起きた殺人事件解決のため、仮想体感ゲーム機「コクーン」のなかの100年前のロンドンを舞台としたゲームに仲間たちと参加するストーリーで、仮想空間を舞台としているため、シャーロックホームズの登場やロンドンの街並み、道中での仲間たちの脱落など、他の劇場版『コナン』作品とは趣が異なる仕上がりとなっている。なお、新一の父・工藤優作も本作が初登場となる。
劇場版『コナン』シリーズの中でもファン人気の高い同作を選んだ人からは、「当時VRはまだまだ普及していなかったので、近未来的な内容にドキドキしました」(29歳・女性)、「最初から最後まで飽きることなく見られる名作」(33歳・男性)、「コナン映画でよく見られる爆破シーンや阿笠博士の発明品は登場しないが、その分画期的な内容となっている」(41歳・男性)、「設定が面白い」(22歳・女性)、「初めから分かっている犯人を追い詰めるという内容に、意外な結末。どれをとってもかなり面白いです」(27歳・男性)、というコメントが寄せられた。
以上がベスト3となったが、4位以下にも名作への票が寄せられた今回のアンケート。つい10数年前までは想像もしなかった未来が現実になりうる現代。今回ランクインした作品は、そんな近未来に期待が高まる作品ばかりとなっていた。