『竜とそばかすの姫』だけじゃない! 攻殻機動隊に電脳コイル…好きな「電子空間・VR・仮想世界」アニメランキングの画像
『竜とそばかすの姫』(c)2021スタジオ地図
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 7月31日、8月1日の全国映画動員ランキングが興行通信社より発表され、細田守監督最新作の劇場アニメ『竜とそばかすの姫』が3週連続で1位を記録。同作の興行収入は早くも33億円を突破し、2015年の細田監督映画『バケモノの子』の興行収入58億円を塗り替える可能性を見せた。

 同作は田舎町に住む女子高生・すずが超巨大インターネット空間の仮想世界に歌姫・ベルのアバターで参加していたところ、謎の竜が現れるところからストーリーが展開する。細田が劇場アニメで同テーマを扱うのは2000年の『デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム!』、2009年の『サマーウォーズ』に続き3作目となる。

 未来感あふれる大迫力の映像美が堪能できる、電子空間、VR、仮想世界のテーマとアニメは相性がよく、細田作品以外にもこれまでにも多くの名作が誕生した。そこで今回は10代から40代の男女300人に、「“電子空間・VR・仮想世界”をテーマにしたアニメで一番好きなものは?」といったアンケート調査を行った。さっそく多く票の集まったものをランキング形式で紹介したい。(アンケートサイト「ボイスノート」調べ)

 まず第3位となったのは、7.3%の人に選ばれたアニメ『攻殻機動隊』シリーズ。

 原作は士郎正宗の漫画『攻殻機動隊』。1995年に押井守監督によるシリーズの第1作目映画『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』が公開されたのち、数度にわたる劇場アニメ化、テレビアニメ化がされている人気シリーズ。

 舞台は、電脳化やサイボーグ技術が発達した近未来。多くの人間がネットワークに直接アクセスできることで起こるようになったテロや汚職などの犯罪を、事前に防ぐことを目的とした攻殻機動隊こと「公安9課」の活動を描いた物語だ。作品によっては物語の舞台設定が原作のストーリーとは違うパラレルワールドとなっているが、クールでスタイリッシュな大人向けの世界観が人気で、特に主人公でサイボーグの草薙素子は作品を象徴する印象的なキャラクター。海外でも評価が高いことで知られている。

 選んだ人からは「電脳のことを考え出すと眠れなくなる。学生時代にめちゃくちゃハマりました」(38歳・男性)、「特に最初の攻殻が好き。すべての原点となる作品だから」(43歳・男性)、「息の長い作品だと思う」(46歳・男性)、「難解だがオシャレで好き」(29歳・女性)、「アクションシーンがかっこいい」(33歳・男性)というコメントが寄せられた。

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