■80年代のセレブは令和の時代をどう生きている?

 第2位は18.0%の人に選ばれた鈴木由美子氏による『白鳥麗子でございます!』。1987年から1992年に『mimi』(講談社)で連載され、これまで3度にわたってドラマ化もされている人気作。

 高飛車・見栄っ張り・世間知らずの“究極のお嬢様”白鳥麗子と、真っ正直で少し鈍感な青年・秋本哲也のラブストーリーがコメディタッチで描かれており、白鳥麗子の派手な見た目はバブル期を象徴する作品としても有名だ。

 2016年には3度目のテレビドラマの放送と映画化を記念して『Kiss』(講談社)でアラフォーになった白鳥麗子が登場する短編『白鳥麗子でございます! 特別編「Wanna be!」』が掲載された。アラフォーになった白鳥麗子は当時とまったく変わらぬ美しさをキープしており、哲也と結婚。結婚10年目にして、彼との関係には相変わらず苦戦しているところもあるようだ。

 選んだ人からは「令和版のアラフィフ・白鳥麗子が見てみたい」(45歳・女性)、「庶民的な人を好きになったお嬢様がどのようになったか気になる」(37歳・女性)、「今の時代にも通じる女性特有の浮き沈みの激しい心情をコミカルに描いた作品だから。時代背景は現代のもので、キャラクターはそのままで描いてほしい」(44歳・女性)、「白鳥麗子のセレブライフをまた見たい」(40歳・女性)、「大人になった、白鳥麗子とかきつばたあやめを見てみたい」(44歳・女性)というコメントが寄せられた。

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