■ガンダム作品の象徴とも言える質量兵器

 そして第1位(23.5%)に選ばれたのは、『機動戦士ガンダム』を始め、さまざまな作品に登場する「コロニー落とし」だった。

 これはスペースコロニー(あるいは小惑星など)を質量兵器として目標地点に落下させるという恐るべき攻撃。有名なのはジオン公国軍が実施したブリティッシュ作戦で、地表にコロニーが落下する場面がアニメ『機動戦士ガンダム』の作中で描かれている。

 この作戦では、核パルスエンジンを装備したサイド2のコロニー「アイランド・イフィッシュ」を地球連邦軍の本部を狙って降下させる。しかし、地球連邦軍の核ミサイル攻撃によってコロニーは大気圏で崩壊し、コロニーの前端部がシドニーに落下した場面がアニメ冒頭のシーンである。

 コロニー落下の威力は『総解説 ガンダム事典 Ver.1.5』(講談社)によると、TNT火薬換算で6万メガトン、ヒロシマ型原子爆弾の300万発分に相当するという。

 そんなコロニー落としを挙げた人からは「スケールが大きすぎる」(39歳・男性)、「普通に考えて怖すぎる」(37歳・男性)、「地球規模で影響が出る」(49歳・男性)、「落下による破壊だけでなく津波や地震、あげくに疫病や飢餓まで発生するという、フィクションとは思えないリアルな被害をもたらす部分が一番恐ろしい」(49歳・男性)などの意見が寄せられていた。

 今回のトップ3には、ファーストガンダムに登場した兵器が2つもランクインし、あらためて大きな影響を与えた作品であると実感。また「4位以降のランキング」も、新旧のガンダム作品から恐ろしすぎる兵器の数々が挙がっており、作品を未視聴の方にも興味深い結果となっている。

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