かわいいだけじゃない、ゾッとする怖さ!『美少女戦士セーラームーン』忘れられないトラウマ演出3選の画像
画像はアニメ『美少女戦士セーラームーン』DVD第1巻

 1992年からアニメの放送が開始した『美少女戦士セーラームーン』シリーズ。『無印』と呼ばれる第1作、『R』『S』『SuperS』『セーラースターズ』と5期にわたって放送され、さまざまなセーラー戦士や敵が登場し、オシャレな作風で当時の少女たちを夢中にさせた。

 かわいらしいキャラクターやモチーフで今も絶大な人気を誇る同作だが、放送当時、子どもたちに忘れられないトラウマを植えつけた回がいくつもあるのをご存知だろうか。今回は『セーラームーン』のアニメに登場した残酷演出や恐怖演出を紹介したい。

■第1話から敵のビジュアルが怖すぎる

 まずは1992年の無印第1話「泣き虫うさぎの華麗なる変身」から。ドジで泣き虫な主人公・月野うさぎが初めてセーラームーンに変身するという展開が描かれるが、このとき登場した妖魔のビジュアルが怖すぎた。

 このエピソードでは、うさぎが友人の大阪なるの母が経営するジュエリーショップで中学生でも買えるというバーゲンセールの宝石を買いに行くことに。50万円の指輪が3万円になるなど驚きのセール内容だが、ジェダイト配下の妖魔がなるの母に化けており、指輪を介在して市民のエナジーを吸い取っていたのだ。この“妖魔モルガ”はミイラのように全身が干からびたビジュアルで、腕が長く伸びたり首が180度回転したりと、大人が見てもビビってしまうような恐ろしいビジュアルをしている。

 第1話の敵なので簡単にやられてしまったモルガだが、もし自分の家族がこっそり妖魔になっていたら、そしてそれが彼女のような見た目だったらと思うとなかなかに怖い。

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