■アムロの戦友であり歴戦の軍人

 123票を集め、第2位にランクインしたのは「ブライト・ノア」。『機動戦士ガンダム』の時点ではまだ10代の士官候補生だったが、なりゆきでホワイトベースの艦長に抜擢。以降のガンダムシリーズの作品で、アーガマやネェル・アーガマ、ラー・カイラムなどの艦長を務め、主要キャラとして存在感を見せた人物だ。

 アムロ・レイやカミーユ・ビダン、ジュドー・アーシタなど、何かとニュータイプのパイロットと縁があり、とくにアムロとは戦友と言ってもいい間柄。『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』では、互いに信頼しあっているような良好な関係性が見てとれた。

 その『逆襲のシャア』で、ブライトは独立新興部隊「ロンド・ベル」の旗艦ラー・カイラムの艦長と艦隊司令を兼任。シャアの率いるネオ・ジオンによる「アクシズ落とし」を阻止する作戦をクルーに告げたブライトが、最後に「すまんがみんなの命をくれ」とつぶやいて敬礼。その重い言葉にクルー全員が無言の敬礼で応えた場面は、ブライトに対する部下からの絶大な信頼が感じられるシーンとして知られる。

 ファーストガンダムでのブライトは、周囲の人間がやらかした出来事に対して厳しすぎる対応を見せる場面がしばしばある。しかし、若いブライトが担った艦長という重すぎる責務を考えれば、毅然とした対応を取らざるをえなかったのも当然かもしれない。

 そんなブライトこそが理想の上官だと思う人からは「責任感が強くて頼もしい」「自分の信念に従っているところ。ガンダムUCのブライトが理想の上司かも」「幾度も死線を越えてきた経験、実績と人望があり、この人についていきたいと思える」「的確な指揮はもちろんだが、いざとなると自ら先頭に立ち危険な任務に向かう点が尊敬できる」「シャアに“やるな”と言わせるほどの知将で信頼できる」などのコメントが寄せられていた。

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