■みんなの元気を分けてもらう究極の技
そして24%の支持を集め、第1位に輝いたのは『ドラゴンボール』の主人公・孫悟空の必殺技「元気玉」だった。
元気玉は、両手を天にかざした悟空が「オラにほんのちょっとずつだけ元気をわけてくれ…!!!」のセリフとともに、付近に存在するあらゆるモノからエネルギーを分けてもらう。そのエネルギーを集合させて巨大な光球を作り出し、できあがった元気玉を相手にぶつけるという非常に強力な必殺技だ。
この技を悟空に伝授したのは界王様で、あまりにも威力が高すぎるために「守るべき自分の星ですら破壊してしまいかねん……」と悟空に警告したほど。
作中では何度か使用されているが、魔人ブウとの戦いでは、ミスター・サタンのアシストもあって全人類から限界ギリギリまでエネルギーを分けてもらい、超強力な元気玉が完成。これによって最強の敵だった魔人ブウを倒すことに成功した。
この元気玉を選んだ人からは「破壊力が半端ない」(45歳・男性)、「技のスケールが大きくてカッコいい」(46歳・男性)、「地球すべての力を借りるという規模がすごい」(47歳・男性)、「かめはめ波も強力だけど、元気玉はみんなのパワーが結集されていたので強そうに感じた」(51歳・男性)などのコメントが寄せられていた。
トップ3はいずれも鳥山明氏の作品に登場する必殺技が独占。80年代を代表する『Dr.スランプ』『ドラゴンボール』の人気ぶりと抜群の知名度の高さを、あらためて再確認させられる結果となった。
4位以降には、80年代の『少年ジャンプ』を代表する、さまざまな作家の人気作品からランクイン。また、“最強だと思う必殺技”の選考基準は人それぞれ異なるようで、アンケート回答者のコメントを見ていると「純粋な威力」「もっとも記憶に残っている技」「一番好きだった技」など、バリエーションに富んだ理由で選ばれていたのが印象深かった。
あなたが思う、80年代ジャンプ作品の「最強の必殺技」とは何だろうか?