いよいよ映画『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』の公開日(5月21日)が迫り、ファンの間で話題になっています。こうしたロボットアニメ関連のニュースを見かけると、自分たちが子どもの頃に夢中になったロボットの話題でも盛り上がりたくなりますよね。
以前本サイトでは80年代ロボットアニメの「変形機構がカッコいい機体」に関するアンケートを実施いたしました。そのアンケートでは、人型形態から移動時の飛行形態などに変形するカッコいいメカが多数を占める結果に。それ以外にも「ゴールドライタン」や「コンボイ」「メガトロン」などもランクインし、とくにゴールドライタンの人気ぶりに驚かされたものです。
スタイリッシュでカッコいい変形ロボットも良いですが、私自身“カッコいい”とはまた違ったベクトルで視聴者に強烈なインパクトを与えた変形ロボットにも魅力を感じます。そこで今回は、個人的に忘れられない印象的な変形ロボットについて触れていきたいと思います。
■巨大戦艦からロボットに……!?
まず最初に取り上げたいのは、大型戦艦からの変形です。もっとも有名なのは、やはり1982年放送のテレビアニメ『超時空要塞マクロス』に登場する「SDF-1 マクロス」でしょう。
1000メートルを越える巨大な戦艦でありながら、人型に近い姿の“強攻型”に変形。その状態で主砲を発射したり、ときには右舷の強襲揚陸艦ダイダロスにピンポイントバリアを集中させて物理的に殴る「ダイダロス・アタック」を行ったりもします。
『超時空要塞マクロス』のようなリアル系ロボットアニメにおいて、味方母艦が変形してパンチするという映像は衝撃的で、私と同様に忘れられない方も多いのではないでしょうか。
以後の続編となるシリーズでも、いわゆる“マクロス級”の大型戦艦が強攻型へトランスフォーメーション。驚異的な攻撃を行うシーンがたびたび描かれ、戦闘シーンを盛り上げてくれました。同作シリーズにおけるバルキリーの3段変形とはまた別の意味で、強烈な印象を残した変形ロボットではないでしょうか。