■堂々の1位は『ゲゲゲ』のねずみ男
そして第1位には、『ゲゲゲの鬼太郎』のねずみ男が選ばれた。およそ6人に1人が選ぶ、18.0%という圧倒的な得票率だった。
ねずみ男は、『ルパン』の不二子同様、どちらの味方というわけではなく、自身に利益があるほうに味方をするという厄介なキャラクターだ。基本的にはお調子者で情報収集力に長けており、アニメではそのずる賢さで金稼ぎをする場面もしばしばみられた。しかしながら、ねずみ男の俗っぽく、人間味あふれるキャラクター性は原作者の水木しげる氏の一番のお気に入りキャラだということが、自身の著書の中で明かされている。
選んだ人からは、「すぐに鬼太郎を裏切るから」(30歳・女性)、「どっちの味方なのか分からない調子のいいキャラ」(29歳・男性)、「口が軽いイメージがあるから」(49歳・男性)、「すぐに手のひらを返すから信用できない」(40歳・男性)というコメントが寄せられた。嘘つきというよりはずる賢いというイメージを持つ人が多いようだ。
幅広い世代から愛される作品のキャラクターが上位を占めた今回のランキング。4位以下には、ケンシロウの名をかたり欺いた『北斗の拳』のジャギや、『週刊少年ジャンプ』の主人公の中では異色のキャラクターである『DEATH NOTE』の夜神月なども票を集めていた。