■漫画史に残る名言も飛び出した「世紀の一戦」
堂々の第1位(得票率38.5%)に輝いたのは、「ケンシロウ対ラオウ」。北斗四兄弟の長兄・ラオウと、北斗神拳伝承者に選ばれた末弟・ケンシロウによる最終決戦だ。
北斗神拳究極奥義「無想転生」を身につけたケンシロウに初めて恐怖をおぼえたラオウは、自らも愛の存在を認めることで「無想転生」を会得。しかし、くしくも愛を認めたことにより、ラオウ本来の非情な剛拳を活かすことができず、ケンシロウの前に屈する。
そして敗れたラオウはケンシロウを弟と認め、自らの秘孔を突いて壮絶な最期を迎える。拳を天に突き上げ「わが生涯に一片の悔いなし!!」の言葉を残し、立ったまま絶命した場面は『北斗の拳』ファンのみならず、漫画史に残る名シーンとして広く知られている。
「最強対最強の因縁の対決で盛り上がった」(46歳・男性)、「敵側であるラオウの魅力に引きこまれた」(48歳・男性)、「ラオウが敗れて天をさす姿に感動」(58歳・男性)、「ラオウの最後のセリフがとにかく好き」(45歳・男性)といったコメントが相次いでいた。
今回のアンケートでは、ほかにも「ジュウザ戦」「レイ戦」「フドウ戦」など、ケンシロウが絡まないラオウに関する名勝負も多数挙がった。このことからも、ラオウは主人公のケンシロウに勝るとも劣らない人気と存在感を示したと言えるかもしれない。
今回のトップ10の中に、あなたの心に残っている名勝負はランクインしていただろうか。