■北斗神拳が効かない「最強の敵」
第2位(得票率19%)にランクインしたのは、「ケンシロウ対サウザー」の戦い。サウザーは南斗鳳凰拳の継承者で、南斗六聖拳の将星の宿命を担った男だ。
北斗神拳が通用しないサウザーに一度は敗れたケンシロウ。それでもケンシロウは再戦したときに、サウザーの体に秘孔が通じなかった理由を看破。サウザーは心臓の位置が通常と逆で、秘孔の位置も左右表裏逆にあるという特異体質の持ち主だった。
サウザーは南斗鳳凰拳奥義「天翔十字鳳」を駆使してケンシロウを追いつめるが、北斗神拳の奥義「天破活殺」で秘孔の位置をあらわにされ、両足の自由も奪われてしまう。
それでもサウザーは「退かぬ!! 媚びぬ、省みぬ!!」と前進と攻撃を止めず、ケンシロウの「北斗有情猛翔破」によって致命傷を負うことになる。
師・オウガイを自らの手にかけてしまったことで、「愛などいらぬ!」と非情な男に変貌を遂げたサウザー。しかし、自らの死を目前にして、ケンシロウの言葉から師・オウガイが与えてくれたぬくもりを思い出し、オウガイの亡きがらに寄り添いながら崩れ去る聖帝十字陵とともに最後の時を迎えた。
そんなケンシロウとサウザーの一戦を選んだ人からは「北斗と南斗の頂上決戦の雰囲気」(56歳・男性)、「北斗神拳が効かないサウザーのインパクトはすごかった」(49歳・男性)といったコメントが続出。
中には「最後、サウザーが見せた安らかな表情が印象深い」(56歳・男性)、「サウザーの最期のシーンがとにかくカッコよかった」(46歳・男性)など、サウザーのラストシーンを理由に挙げる声も目立った。