■宿命のライバルとの頂上決戦!

 そして圧倒的な第1位(30%)の支持を集めたのは、第23回大会の決勝で実現した「孫悟空vsピッコロ」というカード。この大会にピッコロは“マジュニア”という仮の名前で参戦していた。

 この第23回大会はかつて地球を恐怖に陥れ、悟空によって倒されたピッコロ大魔王の生まれ変わりが出場。さらに神様までもが中年男性の体を借りて参加したり、悟空がチチとの結婚を宣言したりと、さまざまなハプニングが起こっている。

 決勝では開始早々からお互いの猛攻が繰り広げられた。ピッコロの超威力のエネルギー波を間一髪避け、逆に悟空は「超かめはめ波」で応戦する。しかし、この悟空のとっておきの技は、ピッコロに一瞬の恐怖を与えただけだった。

 お互い譲らない戦況の中、悟空に救われた神様が舞台上に乱入。2人で力を合わせてピッコロを倒そうと提案するが、あくまで試合での決着にこだわる悟空はこれを拒否する。

 その後、武道会会場や周囲の街ごと吹き飛ばしたピッコロの大技にも耐え抜いた悟空は、どとうの猛ラッシュを決めて勝利を確信。しかし、カウント9のところで突如覚醒したピッコロが口から放ったエネルギー波が悟空の右胸部のあたりを貫通。さらに悟空は両足をへし折られ、腕も使えなくされて身動きのとれない状況に。

 悟空が逃げられない状態でピッコロの最後のエネルギー波をまともに食らったかに見えたが、ここまで隠してきた奥の手の「舞空術」で上空に回避。空中からピッコロに頭突きを決めて場外へと落とし、優勝を決めた。

 この頂上決戦を選んだ人からは「逆転につぐ逆転で、めちゃくちゃ白熱した」(35歳・男性)、「明らかにレベルの違う戦いで、悟空が初優勝した良い試合」(37歳・男性)、「こんなスリリングな戦いは見たことがなかった」(31歳・男性)、「この頃からピッコロのキャラが立ってた」(39歳・男性)、「会場が跡形もなくなる、まさに死闘というべき戦いでワクワクした」(44歳・男性)といったコメントが寄せられている。

 ちなみに同じ大会の「クリリンvsピッコロ」という対戦カードもかなり人気を集めていた。

■「天下一武道会」の面白さが集約

 このほかにも、誰もが共感するような懐かしの好カードが上位にランクイン。そのほとんどが悟空が初優勝した第23回大会までの戦いだった。このあとはサイヤ人編、フリーザ編……と続いていったが、物語序盤の純粋な武術をぶつけあう格闘大会だった「天下一武道会の頃の雰囲気が好き」という人も少なくないはず。

 今回のトップ11の中に、あなたの好きな「天下一武道会」の対戦カードは含まれていただろうか?

  1. 1
  2. 2
  3. 3
「天下一武道会の名勝負」トップ11の結果はコチラ