アニメやゲームにもなった車田正美氏の人気漫画『聖闘士星矢』。同作は1985年から『週刊少年ジャンプ』で連載が始まった作品で、ギリシャ神話をモチーフにした物語は大ヒットを記録。“聖闘士(セイント)”と呼ばれる戦士たちの活躍に夢中になったファンは多いことでしょう。
聖闘士たちは、それぞれの守護星座をイメージした“聖衣(クロス)”を身につけてバトル。その主要キャラクターは5人いて、ペガサスの星矢、ドラゴンの紫龍、キグナスの氷河、アンドロメダの瞬、フェニックスの一輝という顔ぶれ。彼らは、女神アテナのために戦う青銅聖闘士(ブロンズセイント)でした。
作中には他にも白銀聖闘士(シルバーセイント)、黄金聖闘士(ゴールドセイント)が登場し、聖闘士の頂点に立つのが黄金聖闘士。クロスの強度的には青銅聖闘士が一番弱いという設定ですが、『聖闘士星矢』の物語はブロンズの主要キャラ5人を中心に描かれています。
しかし、作中に登場する青銅聖闘士は星矢たち5人だけではありません。中でも物語序盤に登場機会が多かったのが「ユニコーン(一角獣星座)の邪武」という青銅聖闘士です。
序盤に主人公の星矢と対立するライバルのような存在だった邪武は、次第に出番が減少。星矢たちメイン組と比較されると弱いと思われがちですが、青銅聖闘士の中で見ると実はそんなことはありません。そこで今回はユニコーンの邪武について振り返りたいと思います。