1979年から1987年まで『週刊少年ジャンプ』(集英社)で連載され、現在も『週刊プレイボーイ』などで新シリーズが進行中のゆでたまご氏の傑作『キン肉マン』。日本に住む正義超人・キン肉マンが仲間の超人たちと協力しながら、強敵に立ち向かっていく大人気漫画だ。
悪魔超人や残虐超人との戦いだけでなく、ときには正義超人同士での戦いもあり、激しいバトルを通じて友情が芽生えたり、成長を遂げていく姿が魅力。また、作品のモチーフになっているのが「プロレス」なので、作中では1対1の対決だけでなくタッグマッチも多かった。
そこで今回は『キン肉マン』に登場したタッグチームに関するアンケートを実施。30代から40代の男性読者200名を対象に「一番好きだったタッグチーム」をリサーチ。その結果をランキング形式で紹介していこう。(アンケートサイト「ボイスノート」協力)
■第3位は「技とパワー」の名コンビ
第3位(11.5%)にランクインしたのは、バッファローマンとモンゴルマンによるタッグチーム「2000万パワーズ」。『夢の超人タッグ編』で結成された強豪チームで、代表的なコンビ技は「ロングホーントレイン」だ。
悪魔超人だったバッファローマンは、キン肉マンたちとの戦いを経て正義超人として目覚める。その超人強度は1000万パワーで、正義超人の中では最高の数値を誇った。
一方、覆面をかぶったモンゴルマンの正体はラーメンマン。ウォーズマンとの死闘で脳にダメージを負い、とても戦える状態ではなかったが、ドクター・ボンベが作った特殊なマスクによって復活。当然モンゴルマンの超人強度は1000万もないが、モンゴルマンの持つ1000万の技を合わせて「2000万パワーズ」と名づけられた。
『夢の超人タッグ編』での宇宙超人タッグトーナメントに出場する際、バッファローマンがモンゴルマンに出した「史上最強の男が史上最強の男をさそいにきた」という手紙をきっかけに結成。トーナメントの2回戦では完璧超人のネプチューンマン&ビッグ・ザ・武道の「ヘル・ミッショネルズ」と対戦する。
しかし“完璧超人最大の秘密兵器”と言われた技「サンダーサーベル」からモンゴルマンを守り、バッファローマンは昏睡状態に。モンゴルマンもマスクを狩られて敗北するが、このときモンゴルマンの正体がラーメンマンだと明らかになった。
ちなみにこの対戦時、モンゴルマンを助けようとキン肉マンがリングに乱入。「ヘル・ミッショネルズ」のクロス・ボンバーを受け、左腕を失う。このキン肉マンの左腕の治療には、バッファローマンのロングホーンが骨の代わりに使われている。
名コンビ「2000万パワーズ」を挙げた人からは「力と技のバランスが絶妙」(38歳・男性)、「モンゴルマンとバッファローマン、どちらも好きでコンビネーションがカッコよかった」(46歳・男性)といったコメントが寄せられていた。