いよいよ公開が目の前に迫った『シン・エヴァンゲリオン劇場版』。同作は当初は2020年6月27日に公開予定だったが、新型コロナコロナウイルスの感染拡大の影響により同年4月に公開延期を発表。10月に2021年1月23日の公開開始を発表していたが、1月14日に再延期が発表された。2度の公開延期期間を経たことで、この機会に『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』3作や、テレビシリーズを見返した人も多いのではないだろうか。
同作の魅力といえば、やはり濃密なストーリーや主人公・碇シンジや綾波レイをはじめとしたキャラクター、彼らが搭乗するエヴァの機体などが挙げられるだろう。しかし同作を彩るのは個性豊かなキャラクターや物語だけではない。敵としてシンジらと対峙する“使徒”の謎めいたデザインに当時衝撃を受けたという人も少なくないはず。
そこで今回は30代から40代の男女300名を対象にアンケートを実施。『エヴァ』に登場した“使徒”の画像を見てもらい、「見た目が一番かっこいいと思う使徒」について回答してもらった。(アンケートサイト「ボイスノート」調べ)
■愛らしい顔の憎めない奴!?
まず第3位(12.0%)にランクインした使徒は、テレビシリーズ第壱話と第弍話に登場した第3使徒・サキエル(『序』では第4の使徒として登場)。過去に起こった“セカンドインパクト”以降、15年ぶりに出現した使徒で、細く長い手足があり、頭部はクチバシをつけた仮面のような形になっている。目からは強力な“光線”が発射され、着弾した際には“光の十字架”が出現するエフェクトもあり、使徒がどんな存在かを知らしめる重要な役を担っていた。デザインは『まんがサイエンス』『宇宙家族カールビンソン』などでしられる、あさりよしとお氏が手がけている。
サキエルは同作に初めて登場した使徒ということもあり、印象に残っている人も多いよう。かわいい顔に似つかない邪悪な体つきというデザインも人気の一つで、「ザ・使徒ってイメージが強い。白と黒が貴重でかっこいいと思う」(38歳・女性)、「敵とはいえどこか憎めないサキエルの見た目」(42歳・男性)、「後半のメンツを見ると顔のあるサキエルに愛着がわきます」(36歳・男性)といったコメントが寄せられた。さすが初登場使徒といったところ。ランキング上位に食い込んだのも納得だろう。