■【悪行2】他人を利用して憎い相手をおとしめる
ケンシロウのライバルである南斗聖拳のシンが、ケンシロウの恋人であるユリアを奪った事件にもジャギは関与していました。
もともとシンはケンシロウやユリアと旧知の間柄。ユリアに恋心を抱きながらも一度は身を引き、ケンシロウに託したシンに、ジャギは、世紀末の乱世では甘いケンシロウはユリアを守れないとささやきます。
つまりシンがケンシロウを襲撃し、ユリアを奪ったのはジャギの口車に乗ってしまったためでした。ジャギは自分の実力ではケンシロウに勝てないと悟り、ほかの強者を利用するという最低な行為に及んだのです。
北斗神拳の伝承者に選ばれ、美しいユリアまで手に入れたケンシロウのことが妬ましかったのかもしれません。弟の分際で生意気だという意識も強かったようですが、自ら手を下さず、他人の気持ちを悪用したのは本当に卑劣でした。